お祝いの定番、胡蝶蘭を持続可能に―廃材活用ワイヤーアートのレンタルサービス「コチョスク」

コチョスク

鉄線の一種「極厚亜鉛めっき鉄線」の技術で業界をリードする、創業85年のサクラテック株式会社が展開する胡蝶蘭レンタルサービス「コチョスク」。針金の製造工程で発生する廃材を利用したワイヤーアートの胡蝶蘭レンタルサービスは、国内初の試みだ。(2024年、同社による調査)

日本では祝いごとに胡蝶蘭を贈る文化があるが、高額なうえ、楽しめる期間も短い。「コチョスク」は、製造工程時に発生する針金の廃材を活用、またフラワーロス対策にもなるという一石二鳥なサービスだ。売上の一部は森林保全団体「more trees」に寄付され、環境保全活動の支援にもつながる。

当初は関西エリア限定で配送を行っていたが、大きな反響を受け、現在では全国47都道府県へとサービスを拡大している。

コチョスク

「コチョスク」を手がけるサクラテック株式会社は、「針金を、おもろい未来の引き金に」をミッションに掲げる。2021年10月には、工場から出る針金の廃材を活かしたアート作品やインテリアを展開する「HARIOMO(ハリオモ)」を設立。老舗針金メーカーが本気で「おもろい未来」を追求する、サステナブルブランドだ。

また、物づくりを通して地域活性化を目指す東大阪オープンファクトリー「こーばへ行こう!」や、大阪・関西万博の「アーティストインファクトリー」プロジェクトに参加し、地域や社会への貢献活動にも取り組んでいる。

「コチョスク」は日本らしい祝いの文化を引き継ぎながら、開業・開店祝いなどの華やかなシーンにおいて、枯れることがないのも縁起がいい。サステナブルで繊細な胡蝶蘭アートは、新しい贈り物として喜ばれそうだ。

【参照サイト】ワイヤー胡蝶蘭レンタルサービス|コチョスク

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mia

旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ ・アロマ検定一級 | バックパックに暮らしの全てを詰め込み世界一周。4年に渡る旅の後、AUSに移住し約7年暮らす。移動の多い人生で、気付けばゆるめのミニマリストに。 ライターとして旅行誌や情報誌、WEBマガジンで執筆。現在は自然に沿った生き方を実践しながら発信中。地球と人に優しい暮らしのヒントをお届けします。