環境に配慮しつつ、快適さを得るためのひとつの解決策として「マイボトル」が注目を集めている。温暖で湿気の多い日本では、毎年大型連休が終わると蒸し暑い日が増えてくるため、マイボトルを持ち歩く人が多い。その反面、日々の洗浄や手間、また衛生面への配慮から携帯を見送っている人も少なくないのではないだろうか。
FKJ Trading Labは、こういった問題を解決し、より多くの人にマイボトルを気軽に導入してもらう目的で、底を外して洗えるマグボトル「Be Bottle(ビー ボトル)」を開発。すでにクラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)にて、先行販売をスタートしている。
同製品は飲み口である上蓋と底を分解できる、大きな4つのパーツからなるボトルで、内側まで洗いやすい構造になっている。洗った後はしっかりと乾燥できるため、湿気の多い時期でも清潔に保てるのだ。
非常にシンプルな設計だが、アメリカ生まれの断熱携帯ボトルブランド「Hydro Flask(ハイドロ フラスク)社」や、ボトル製造実績35年の台湾企業「S.U.N.U.P社」と共同し、2016年から約3年かけてデザインされたもの。真空二重構造で日本のまほうびん試験をクリアし、高い保冷・保温力を実現した。
上蓋には、開け締めや携帯に便利な取手付き。氷もらくらく入る大口径の飲み口に加え、内部には茶こしを設け、水出し茶のほか、コーヒーやアルコールにも対応しているとのこと。また、底蓋を外してそこから飲み物や氷を入れるといった使い方もできる。
本体素材には耐久性に優れた18-8ステンレスを、パッキンには化学物質を含まないBPAフリープラスチックを採用。Hydro Flaskの協力により、自宅はもちろん、オフィスやアウトドアまでさまざまなシーンで使えるスタイリッシュなデザインに仕上がっている。
FKJ Trading Labによると、ボトルに直接口を付けて飲むと雑菌がボトルに入り込み、唾液の生体膜がボトル底に溜まっていくとのこと。研究者たちが家庭用のボトルを比較したところ、最大でトイレ便座の4万倍もの細菌が生息していたと言うのだ。「簡単に中まで洗浄できる」「しっかり除菌できる」家庭用マイボトルは、メーカーにとっては想像以上に難しい課題だったようだ。
今シーズンからは、より衛生面にも配慮したマイボトルで脱ペットボトルにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
【参考サイト】底を外して洗う革新的ボトル!スッキリ洗浄で清潔。クリアーな水分補給を。茶こしつき(Makuake)
【関連ページ】コーヒーの臭いを取る方法は?おすすめの水筒やタンブラーもご紹介
斉藤雄二
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