現在、国内の飲料業界では、製造工程でボトルや外装にキズや汚れがついた場合、中身の品質に問題がなくても規格外となり廃棄対象となる。 “食品ロス”という言葉をよく耳にするが、実はこのような “飲料ロス”も多く発生しているのだ。
そこで、アスクル株式会社は、出荷前の製造工程でボトルの外見が規格外となってしまったオリジナル天然水「つながる天然水」を一定数まとめた商品「Go Ethical (ゴー・エシカル)つながる天然水」を販売することを発表した。商品は自社が運営する通販サービス「LOHACO(ロハコ)」にて、7月以降に数量限定で販売される。
つながる天然水とは、同社とグループ会社である嬬恋銘水株式会社が共同開発したプライベートブランド商品である。日本百名山の一つ、四阿山(あずまやさん)の山麓の地下水を原水とした天然水で、軟水でまろやかな口当たりが特徴だ。
同商品のペットボトルは100%リサイクル素材、ラベルの素材には植物由来原料が75%使用されており、環境に配慮されたものとなっている。ラベルの柄が6種あるため、会議や来客時などで複数人が集まるシーンでも見分けがつきやすく取り間違いを防止してくれる。
ボトルは小型の310mlなので持ち運びやすく、飲み切れるサイズなのも魅力である。
同社では、2020年より「さまざまな理由でお客様に届くことなく廃棄される良品」をアウトレット価格にて販売する「Go Ethicalプロジェクト」を実施。2024年5月20日時点での廃棄削減数は150万個を超えている。
そして、今回新たに販売を開始するのが、Go Ethicalつながる天然水である。同商品は、キズやへこみはあるものの、外装の油汚れなどをふき取ってから箱詰めして販売される。「製造工程での飲料ロスを削減したい」「飲料業界や消費者の意識変化に貢献したい」といった想いが込められた商品だ。
同商品は、ボトルの外見が規格外と判定されたものになるため、出荷できる数量が一定数確保されたタイミングでの販売となる。LOHACO内のGo Ethicalページで告知されるため、気になる人はサイトをチェックしてほしい。
食品同様、飲料の購入に関しても「外装の見た目の問題だけで廃棄されるのはもったいない」「美味しく飲めるのであれば多少のキズやへこみは気にしない」と考える人も数なくないだろう。今後、このような飲料ロス削減へとつながる取り組みがますます増えていくことに期待したい。
【参照ページ】【プレスリリース】つながる天然水、新発売
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あゆみ
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