食器洗いに毎日使う、キッチンスポンジには何を使っていますか。汚れの落ち具合、見た目、値段など、選ぶ基準はさまざまですが、これからは環境への優しさを基準に、プラスチックフリーのものを選んでみてはいかがでしょう。
プラスチックフリーのキッチンスポンジは、へたりにくく長持ちし、最終的には自然へ戻すことができます。また、煮沸消毒も可能なものばかりなので、清潔に長く使えます。自然素材からできているので、食器洗いの際にマイクロプラスチックが排水口から海へ流出してしまうことも防げます。
今回は、さまざまなプラスチックフリーのキッチンスポンジを6つご紹介。家事が楽しくなるようなお気に入りを見つけられるかもしれません。
プラスチックフリーのキッチンスポンジ6選
1.Redecker(レデッカー)「柄付きキッチンブラシ」
レデッカーは生活用品を提案するドイツの老舗メーカー。良質の天然素材を使い、ドイツの熟練した職人技が生み出す製品は信頼度も高く、長年使うほど愛着が湧いてくるものばかりです。
柄付きキッチンブラシは木製で、ヘッド部分の取り替え用も販売されているため、簡単に付け替え可能で長く使えます。ブラシの直径が4cmと小ぶりで、小回りが利くのも重宝する理由。鍋やフライパン、また野菜の泥を落とすときにも使えて便利なうえ、キッチンに無造作に出しっぱなしでも可愛いルックスなのがうれしいですね。
ただ木は湿気が多いとカビが発生することがあるので、使用後はしっかり乾燥させるか、湿気がこもらないオープンな場所に収納しましょう。
【ウェブサイト】Redecker公認オンラインショップ
2.朝光テープ有限会社「びわこふきん」
滋賀県・琵琶湖の汚染の原因が洗剤にあると問題になったことから開発された、琵琶湖の水を汚さないびわこふきん。
その魅力は、なんと言っても洗剤が不要な点!洗剤不要で汚れが落ちる、その秘密は日本独自の防績方法にあります。「ガラ紡」というデコボコの糸で織られた木綿の布は、このデコボコが油や汚れを取り込む作用があるのです。
洗剤を使わないため、環境にやさしいだけでなく、肌荒れの心配もありません。ふきんをよく見ると木綿の実や種などの黒い粒が見えるほど、ナチュラルな素材でできているのも安心感があります。
3.亀の子束子「棕櫚たわし極め〆No.6」
100年以上に渡って日本の台所を支えてきた、亀の子束子。知らない人はいないのでは、と思うほど私たちには馴染みのある束子で、主な原料はヤシ(ココナッツ繊維)です。そんな亀の子束子ののなかでも、棕櫚たわし極みシリーズは国内に生息するヤシが使われています。
今回はねじりの効いた棕櫚たわし極み〆No.6をご紹介します。ねじりがあるため、どちらからでも洗えて便利。
フックのないタイプで掛けて乾かすことはできませんが、乾きが早いので特に不便は感じません。よく振ってから乾かすのがコツ。
【ウェブサイト】亀の子束子
4.へちまここち「国産へちまたわし」
ウリ科のへちまも、水に濡らすと柔らかくなってスポンジのように使えます。細かい繊維が汚れを絡めとってくれ、簡単な汚れは洗剤なしで十分落ちます。耐久性もあって3ヶ月から半年は使用可能。使い切ったら細かく刻んでコンポストに混ぜれば土に還るのも魅力です。
もちろん、庭や自家菜園で育てたへちまを利用することもできます。スポンジとして活用する際は、よく乾かして皮と種を取り除いてから使いましょう。
今回は40年に渡って、農薬に一切頼らず、へちま栽培を続けている“へちまここち”の商品をご紹介。へちまの素晴らしさを伝えたい想いから、さまざまな製品を展開されています。
使い始めは少し硬さがありますが、少しずつ手に馴染んで使いやすくなるはず。少量の洗剤でキッチンスポンジのように泡立ち、スッキリと洗い上がります。
【ウェブサイト】へちまここち
5.スピカココ「天然生まれのキッチンスポンジ」
「人と地球にやさしい」洗剤を扱うスピカココには、洗いものに関わる商品が豊富に揃っています。
手軽にエコなキッチンスポンジとして注目を集めるセルローススポンジは、100%天然の植物繊維のスポンジです。最終的に土に還る素材なのでゼロウェイストな観点からもバッチリ!吸収性に優れていて乾燥が早く、バクテリアの繁殖を防いでくれるのも頼もしいですね。
プラスチック製のスポンジと同じように使えますが、厚さが1.8cmとやや薄めの仕様なので、鍋などをガシガシ洗う時は、ちぎれないよう注意が必要です。タワシなどを併用するなど、用途で使い分けるとより長持ちしそうです。
【ウェブサイト】スピカココ・オフィシャルサイト
6.hughug「食器洗いクロス 3枚セット」
大阪のベッドタウンである枚方市で活動している就労支援事業所hughug。コーヒー豆が入った麻袋の廃棄を削減をめざし、障がいがある人の手で麻袋をさまざまな製品にアップサイクルしています。
食器洗い用クロスは、そんな人と社会のつながりを育む、持続可能な取り組みから生まれた、麻のキッチンスポンジです。泡は立ちませんが、洗剤無しで食器を洗うことができます。
天然素材の麻袋で作られた食器洗い用クロスは最後にコンポストで土にかえすことができます。また、麻袋の切り取る場所でひとつずつデザインが異なるのも魅力のひとつ!見た目もオシャレなので、ちょっとした贈り物にもピッタリです。
【ウェブサイト】hughug
- 商品の詳細を見る:hughug
- 1,050円〜(税込)
今回は6種類のプラスチックフリーのキッチンスポンジをご紹介しました。手早くきれいに食器や調理器具を洗いたい場合は、ひとつだけを使い切るより、洗うものや汚れに合わせて使い分けるのも良さそうです。
また、洗剤を使わない、もしくは少ない洗剤で食器を洗えるものは、地球環境にはもちろん、家事を行う人の肌にも優しい商品です。水の節約にもつながるので環境負荷を減らすことにもつながるのではないでしょうか。
キッチンスポンジを新調する際には、ぜひ参考にしてみてください。
【関連ページ】ゼロウェイスト生活でできること!アイデアまとめ【キッチン編】
mia
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