「地球と共生できるサステナブルなカーテンを」和紙100%の循環型カーテンが誕生

クラシク

100%和紙からできたカーテン「kami」が誕生した。福井県の老舗カーテンメーカー・株式会社カズマが、サステナブルなカーテンブランド「KURASIKU(クラシク)」で展開する。現在、クラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)にて購入できる。

kamiの最大の特徴は、生分解性の和紙「CURETEXⓇ(キュアテックス)」を100%使用した循環型のカーテンであること。キュアテックスは、土に敷くだけで、微生物が豊富な有機の土に変えてくれる働きがある。クラシクでは、引っ越しや汚れたり破れたりして不要になったkamiを回収し、天然染料の原料となる植物を育てて循環させる予定だ。

100%和紙製カーテン「kami」がMakuakeに登場!

画像出典:Makuake

100%和紙製のカーテンkamiの誕生の背景には、「無駄を出さないビジネスモデルをつくる」というクラシクの思いがある。引っ越しごとに出るカーテンの大量廃棄に加え、製造現場にも多くの無駄を生む工程があった。毎日出る大量の廃棄物を前に、会社として、もっと無駄の出ない製品作りをしなければならないという思いが強くなったという。

クラシク

画像出典:Makuake

Kamiを立ち上げるにあたっては、リサイクルすることができる“素材”を厳選した。そして、たどり着いたのが日本の「和紙」だった。和紙は土壁や畳のように、水を吸ったり放出したりする、生きた素材だ。調湿・断熱・保温・防虫作用など自然の特性が備わっており、日本の暮らしにぴったりだ。

染め方にもこだわり、コーヒーの搾りかすや植物のアロニアで天然染めを施している。

また、300を超える有害化学物質を対象とする分析試験にクリアした繊維製品のみが認められる「エコテックスⓇスタンダード100」も取得済みだ。

画像出典:Makuake

サイズはW150×H120〜240、価格は11,968〜20,768円(税込)。カラーは白茶・無垢・灰藤で、厚みは薄地と厚手の2種類展開となっている。※価格や仕様はMakuakeプロジェクト時のもの。

カーテンの製造過程で1日に出る廃棄生地は約3.4万tにも達するのだそう。クラシクでは、kami以外にもプラスチックフックのない自然素材100%のカーテンや、カーテンのハギレからできた雑貨なども販売。

廃棄物を減らし、環境にやさしく持続可能なカーテン作りに取り組んでいる、同社の取り組みを応援したい。

【参照サイト】KURASIKU

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Life Hugger 編集部

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