「サステナビリティ」や「ゼロウェイスト」のことを、子どもに伝えたい! そんな時は、親子共に楽しみながら取り組める、絵本の読み聞かせをしてみては? 今回は未就園児~小学校低学年くらい向けの絵本を4冊、ご紹介します!
1.『くさる』

タイトルとカバーの絵が衝撃的なこの絵本のテーマは「コンポスト」。庭に生ごみを埋めたあとに何が起こるかを、分かりやすく教えてくれます。子どもたちが大喜びするのが、土の中に生ごみを埋める過程の説明。「うんこ」という言葉が連発されるので、子どもの笑いが止まりません。
笑いながらも、コンポストの仕組みや大切さはちゃんと理解できる。そんな画期的な絵本です。
著者:なかの ひろたか 作
出版社:福音館書店
初版年月日:1981年06月01日
2.『地球がうみだす土のはなし』

大学の教授が書いた、土のなりたちを教えてくれる絵本です。土が、どうやって分解されていくのかを、長い年月の流れと共に伝えています。普段そんなに深く考えることがない土の成り立ちを知る過程で、読んでいる大人にも気づきが与えられる。そんな絵本です。『くさる』の内容をより深めたい時にぜひ。
著者:大西 健夫 文 / 龍澤 彩 文 / 西山 竜平 絵
出版社:福音館書店
初版年月日:2021年03月20日
3.『バムとケロのもりのこや』
犬のバムとおっちょこちょいのケロちゃんがいろんなことに挑戦する、大人気の「バムとケロ」シリーズの1冊。森の中を散歩中に、古い小屋を見つけ、友達と一緒に修理して活用するお話です。古い家を掃除し、良さを活かしながら楽しくリノベーションしている様子が、ゼロウェイストの精神につながります。
著者:島田ゆか 作
出版社:文溪堂
発行年月:2011年01月
4.『みんなのちきゅうカタログ』
雑誌風にまとめられた、子ども向けのパーマカルチャーのワークブック。「食べる」「つくる」「与えあう」などのテーマごとに分かれてイラストと共に、いろんなアイデアが紹介されています。「今日はここを読もう」と決めて少しずつ読んでみると、飽きずに読み進められます。
ゼロウェイスト関連では「つづけていく」というテーマに「江戸時代のくらしの知恵袋」「ごみを出さないチャレンジ!」などのページがあります。このウェブサイトで中身が確認できるので、興味のある方は見てみてください。
著者:ソーヤー海 監修 / 川村若菜 絵 / 福岡梓(東京アーバンパーマカルチャー) 文
出版社:トゥーヴァージンズ
発売日:2018年6月29
いかがでしたか? ぜひ「これ、楽しそう!」と感じた絵本から読んでみてください。
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曽我 美穂

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