レジ袋の有料化や紙ストローの導入、ペットボトルの軽量化などプラスチックごみを削減する取り組みが広まっている。2022年4月には、コンビニや飲食店で提供される使い捨てスプーンやストローなど、全12種類のプラスチック製品の削減を義務化する「プラスチック資源循環促進法」が施行されるとあり、今後もますます広がりを見せるだろう。
そんななか、大手コンビニチェーンのローソンがおでん容器に使用するプラスチックの削減を図るため、蓋付きの容器を持参した人に向けて「おでん鍋割セール」を実施中だ。おでんを5個購入ごとに39円引きで販売する。9月14日より東京都・埼玉・千葉の約30店舗で実験的に行われ、10月より全国のおでんを展開するローソンに拡大していく。
持参する容器は、蓋が閉まるものなら何でもよく、タッパーや、お弁当箱、鍋を持ち込むことも可能だ。
ローソンはこれまでにも、淹れたてコーヒー「MACHI café(マチカフェ)」で、マイタンブラーの使用を促進する割引セールを実施。期間中にタンブラーを利用したコーヒーの販売数は約2.5倍となり、プラスチック約0.7トンの削減につながった。
また、店内調理「まちかど厨房」の一部の弁当やコーヒーのアイス用カップを紙容器に変更するなど、プラスチックの削減を目的とした取り組みをいくつも行ってきた。今回の取り組みもその1つであり、ローソンを訪れるお客さんと一緒に、地球環境への配慮を目指す。
寒い冬に食べたくなるコンビニおでん。今年の冬は、家にある蓋付きの容器や鍋を持参して、いつもよりもお得ににおでんを味わい、使い捨てプラスチック容器のごみ削減に貢献してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】環境省 プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案の閣議決定について
【関連ページ】プラスチック資源循環促進法とは?無料のプラスチック12品目見直しへ
むなかたりょうこ
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