ペットボトルの購入を控えて水筒やマイボトルを使うことは、サステナブルな生活を始めるために誰もが簡単に取り組めるステップの一つだ。環境への配慮や節約志向でマイボトルを持参する人も少なくないが、外出時に炭酸飲料が飲みたい時はどうだろう。カフェやレストランで楽しむか、ペットボトルの炭酸飲料を購入することが多いのではないだろうか。
多くのボトルメーカーはこれまで炭酸飲料の持ち運びを推奨していなかった。水筒や真空断熱ボトル内の炭酸飲料のガスが抜け、ボトルの内圧が上がって破裂する恐れがあったためだ。それでも暑い日にはスカッとした炭酸飲料が飲みたい。そんな願いを叶えてくれるのが、タイガー魔法瓶株式会社が開発した「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050/080/120/150」である。
炭酸飲料を持ち運びできる理由は、タイガー独自の炭酸飲料対応せん構造「Bubble Logic(バブル ロジック)」にある。これはボトル内の圧力が異常に高まった際、炭酸ガスが自動で抜ける「安全弁」を備えた構造。炭酸ガスが抜け、ふきこぼれや飛び散りを防ぐ「炭酸ガス抜き機構」も備わっているため、キャップ開栓時も安心だ。
また、同社独自の「スーパークリーンPlus(プラス)」はボトル内面の凹凸が少ない構造で、炭酸の気化を抑えてくれる。これによって新鮮な炭酸飲料が結露することなく長時間保冷され、真夏でも冷たくさわやかな飲み口を楽しめる仕様になっているのだ。
コロナ禍以降、衛生管理に敏感になっている人も多いが、同製品にはせんの飲み口部分に銀系(Ag)抗菌剤が練り込まれているため、抗菌性・安全性には問題なし。抗菌についての「適切な表示」と合わせて3つの基準を満たしている抗菌加工せんは、SIAA認証を受けている。さらには人の手が触れることが多いストラップにも抗菌加工が施されているのだ。
1923年の創業以来、多くの製品をリリースしてきたタイガー。真空断熱ボトルは2020年度以降「未来を水筒につめて。」をメッセージに、「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」の4つの約束を掲げていて、環境意識の高さがうかがえる。人権・環境・健康と、あらゆる面に配慮したものづくりの姿勢は、同社が長年愛される理由ではないだろうか。
ステンレス素材を活かしたカラークリア仕上げを採用し、マットビーズを使用した手触りが癖になりそうなボトルは、カッパー、エメラルド、スチールの3色展開が予定されている。
最近はリフレッシュ目的やダイエット効果への期待などから、炭酸水を生活に取り入れる人も多いのではないだろうか。自宅用の炭酸メーカーで作った自分好みの炭酸水を炭酸ボトルに入れて出かければ、ペットボトルの飲料水を買わずに済むため、ゼロウェイストな取り組みにもなる。お財布や健康、地球環境にもやさしい暮らしを実現するアイテムとして、今後も炭酸ボトルに注目していきたい。
【参照サイト】タイガー真空断熱炭酸ボトルMTA-T050/T080/T120/T150
【参照サイト】タイガー特設サイト
【関連ページ】初心者向け!ゼロウェイスト生活を始めるアイデア5つ
河端 麻紀
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