傘を持っていない時に雨が降ってきたら、あなたはどうするだろうか?今の日本では、コンビニエンスストアなど至る所で、傘が簡単に手に入る。新しい傘を求めて、最寄りのコンビニへ走ったことがある人も少なくないだろう。
日本の傘の消費量は約1億2,000〜3000本で世界第1位の数だ。その中でも、手軽に購入できるビニール傘が約8,000万本を占めている。そうしたビニール傘の多くは、どこかへ置き忘れたり、職場や家で保管する量が増えすぎたりして捨てられている。
リサイクルしようにも、安価なビニール傘は分解に手間がかかる上に、さまざまな素材で作られているため分別も難しい。また、生地部分に塩化ビニールが使われており、焼却処理の際にダイオキシンが発生してしまう。そのため、ほとんどが埋め立てられており、環境に大きな負荷を与えている。
こうした背景を受け、丸井グループと株式会社サエラが子ども用のオリジナル傘づくり体験イベント「SORAKASA WORK SHOP」を、マルイファミリー溝口、新宿マルイ本館、大宮マルイの3店舗で開催する。傘づくりを体験することで、世界に一つだけの傘を完成させる喜びと、「傘を使い捨て」するのではなく「長く大切に使う」という選択肢を、子どもたちに知ってもらう。
今回のイベントでは、株式会社サエラの子ども用の傘づくりキット「+TIC SORA KASA KIT(そら傘キット)」を使用。すべての部材が伸縮性や耐久性に優れたオールプラスチックの傘なので、錆びて汚くなることもなく、また、壊れても生地や部材を取り替えることができるサステナブルな傘だ。さらに、自分で作ったオリジナルの傘を大切に使い続けることが、地球にどのような影響を与えるのかを分かりやすく説明してもらえるので、親子で傘の使い捨てについて考えるきっかけになる。
丸井グループでは、傘のシェアリングサービス「アイカサ」の取り組みに賛同し、店舗にアイカサ設置を進めている。また、現在展開中の「アイカサ」の傘は、サエラと共同開発した、修理が可能な「リペアブル」な傘を使用している。傘を使い捨てるのではなく、長く使い続ける。一人ひとりが取り組めば、地球への負担を減らすことができるだろう。傘づくりを通して、これからの未来を生きる子どもたちと一緒に、モノの大切さを学びに行こう。
開催場所:マルイファミリー溝口 5F イベントスペース
開催期間:2021年9月11日(土)~9月12日(日)
開催時間:各日 1日2回 ①11:00~12:00 ②13:30~14:30
参加料金:2,000円(税込) ※当日ご精算となります
参加方法:事前予約制
受付期間:9月12日(日)まで ※定員になり次第終了いたします
対象年齢:4歳~小学6年生対象 ※親御さまと一緒に参加頂けます
定員 :各回12名
予約:SORAKASA WORK SHOP in マルイファミリー溝口
開催場所:新宿マルイ 本館 屋上
開催期間:2021年9月18日(土)~9月19日(日)
開催時間:各日 1日2回 ①11:30~12:30 ②13:30~14:30
参加料金:2,000円(税込) ※当日ご精算となります
参加方法:事前予約制
受付期間:9月19日(日)まで ※定員になり次第終了いたします
対象年齢:4歳~小学6年生対象 ※親御さまと一緒に参加頂けます
定員 :各回5名
予約:SORAKASA WORK SHOP in 新宿マルイ 本館
開催場所:大宮マルイ 6F イベントスペース
開催期間:2021年10月16日(土)~10月17日(日)
開催時間:各日 1日2回 ①11:00~12:00 ②13:30~14:30
参加料金:2,000円(税込) ※当日ご精算となります
参加方法:事前予約制
受付期間:10月17日(日)まで ※定員になり次第終了いたします
対象年齢:4歳~小学6年生対象 ※親御さまと一緒に参加頂けます
定員 :各回10名
予約:SORAKASA WORK SHOP IN 大宮マルイ
【参照サイト】サレジオ工業高等専門学校 デザイン学科 価値創造研究室環境へ与える傘の廃棄問題
【参照サイト】日本洋傘振興協議会
【参照サイト】株式会社サエラウェブサイト
【関連ページ】年間8,000万本消費!「ビニール傘使い捨て問題」に私たちができることとは?
むなかたりょうこ
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