奈良県の伝統産業である蚊帳のあまり布と、東北地方に伝わる伝統技術「裂き織」のコラボレーションにより生まれた「かや裂き織バッグ」の販売が、クラウドファンディングサイトMakuakeでスタートしました。
かや裂き織バッグは、蚊帳の生地で服やバッグ、テーブルウェアを製造販売する有限会社井上企画・幡のアップサイクルプロジェクトです。これまで廃棄処分されていた、蚊帳の日常着を作る際に発生する「あまり布」が、おでかけやお仕事シーンにも活躍する、使い勝手の良いバッグに生まれ変わります。
このプロジェクトには、江戸時代の中期から受け継がれてきた「裂き織」を手掛ける「幸呼来Japan(さっこらじゃぱん)」の技術が使われています。裂き織は、寒冷な気候の東北の人々にとって貴重だった綿や麻などの繊維製品を使い切るために育まれた技術です。使い古した衣類や布団などの布を裂いて細い繊維状にし、ねじりながら織り上げ、新たな衣服や日常品へと仕立てていきます。
かや裂き織バッグは、裁断、織り手、縫い手、検品などすべて手作業で作られており、一つひとつ表情が異なります。縫製は奈良の熟練の職人が担当。仕事にも日常生活にも使える洗練されたデザインに加え、耐久性にも優れ、毎日使いたくなるバッグです。また、持ち手部分は麻の帆布でできており、耐久性にも優れ、使い込むほどに馴染んでいきます。
トートバッグとバケツ型のショルダーバッグの他に、ポーチや蚊帳のパンツも販売中です。それぞれ、カラーは藍・ぶどう・香色・つるばみの4色から選択できます。数量限定ですが、Makuakeを利用すると、一般販売予定価格の15%~30%割引価格で購入が可能です。
奈良の伝統産業である蚊帳と東北地方の伝統技術、そして日本人の「もったいない」の精神から生まれた、かや裂き織バッグ。この機会に一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
【ウェブサイト】Makuake公式サイト|「裂き織バッグ」
【ウェブサイト】有限会社井上企画・幡
【ウェブサイト】株式会社幸呼来Japan
森野 みどり
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