ファミマがプラスチック製スプーン・フォーク・ストロー有料化!年間715トン削減へ

ファミマニュース

世界でプラスチックの使用に関する規制が進んでいる。日本でも2022年4月より施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」により、各所ではさまざまな取り組みや変更が行われている。

コンビニエンスストアのファミリーマートは、2024年1月29日(月)から全国の直営店舗約100店にて、店頭でのプラスチック製スプーン・フォーク・ストローの有料化を開始。プラスチック使用量の削減を目指すこの取り組みにより、プラスチックの使用量は年間で約4トン、全国の店舗に取り組みを拡大した場合、年間約715トンが削減される見込みだ。

ファミリーマートではプラスチック削減を社会課題と認識し、これまでにも段階を経て、さまざまな取り組みを行ってきた。2021年9月からはコンビニ業界初の取り組みとして、提供しているスプーンを、持ち手部分に穴が開いた軽量化タイプのデザインに変更。また2022年10月からは、店頭でのプラスチック製フォークの提供を原則として取りやめている。どちらの取り組みも全国の店舗で実施中だ。

今回の有料化により、ストロー類とデザート用スプーンは一本4円に、スプーン・フォークは一本6円に設定している。決して高額ではないが、今まで無料だったものに値段がつく意味は大きいだろう。今後は実施店での反応や意見を考慮しながら、全国の店舗への拡大を検討していく。

<概要>
実施内容:スプーン・フォーク・ストローの提供を有料化
開始日 :2024年1月29日(月)~実施予定
実施店舗:全国の直営店舗約100店
対象品 :6品目


プラスチック削減対策は、さまざまな企業やメーカー、ショップなどが取り組んでいる大きな社会課題だ。ファミリーマートのように誰もが知る大手のコンビニがこういった施策を行うことで、より多くの人が社会課題を「自分ごと」として感じるきっかけになるかもしれない。この機会に、プラスチックごみの過剰使用抑制のために、個人ができることに目を向けてみたい。

【参照サイト】プラスチック削減の取り組み スプーン・フォーク・ストロー有料化を2024年1月29日(月)から一部店舗にて先行開始

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mia

旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ ・アロマ検定一級 | バックパックに暮らしの全てを詰め込み世界一周。4年に渡る旅の後、AUSに移住し約7年暮らす。移動の多い人生で、気付けばゆるめのミニマリストに。 ライターとして旅行誌や情報誌、WEBマガジンで執筆。現在は自然に沿った生き方を実践しながら発信中。地球と人に優しい暮らしのヒントをお届けします。