外出先で、飲み物がすぐ飲めて便利な水筒やマイボトル。特にこれからの暑い季節には、持ち歩くと便利なアイテムです。また、ペットボトル飲料の購入も減らせるのでプラスチックごみの削減になりますし、節約にもつながります。
しかし、中身を飲み切ってしまうと、外出先で洗うことも難しく、荷物になってしまいがちです。結果として、多くの場合は、コンビニや自動販売機などで飲み物を買うしかないのが現状です。そんな問題を解決するために、象印マホービン株式会社が実証実験中の「マイボトル洗浄機」を取材しました。
外出先で水筒が洗える!マイボトル洗浄機
外出先でマイボトルの飲み物がなくなってしまった時に、洗うことができればと思ったことはありませんか?洗えれば、ペットボトル飲料を購入するのではなく、給水スポットやマイボトル持ち込みOKのお店などで、飲み物を補充できます。しかし、マイボトルを洗える場所は少なく、トイレですすぐぐらいしかできないのが現状です。また、オフィスで共用のスポンジを使って水筒やマイボトルを洗うことに、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
そんなマイボトルを持ち歩く際のデメリットである「洗浄の手間」を解決するため、象印マホービンと中農(なかの)製作所(大阪府東大阪市新町)がマイボトル洗浄機の試作品を共同開発しました。今回の実証実験の結果などを踏まえて、将来的には製品化ができないか検討しています。
簡単!マイボトル洗浄機の使い方
今回実証実験中のマイボトル洗浄機は、セルフで洗えます。ボタンを押すだけで、簡単に水筒やマイボトルを洗浄できる仕組みです。
1,マイボトルを逆さにして洗浄機に差し込みます。
2,マイボトルの蓋は右側のカゴへ入れて、ふたをします。
3,「洗浄除菌ボタン」を約10秒、「すすぎ」ボタンを約10秒押して洗浄完了です。
水筒やマイボトルを持つ「文化」を作りたい
これからも実証実験などを通して、マイボトル洗浄機の改良をしていくという象印マホービン。
「当社が販売する魔法瓶構造のマイボトルは、冷たい飲み物は冷たいまま、温かい飲み物は温かいまま、長くおいしくドリンクを楽しんでもらうための容器です。もっと気軽にマイボトルを使ってもらえるような「文化」を作っていきたいです。」(岩本さん)
また、2019年には社内におけるペットボトル使用を禁止し、社員は全員マイボトルを使っている象印マホービン。社内の自動販売機にペットボトル飲料はなく、給水器からマイボトルに給水しているそうです。
「以前、社内にマイボトル洗浄機を設置したことがあったのですが、仕事が終わったらマイボトルを洗浄機で洗って帰るというのが日課になった人も多く、無くなると困るという方もいました。さまざまな場所にマイボトル洗浄機が設置され、多くの人がより快適にマイボトルを使える環境をつくることが、ペットボトル削減にもつながるのではないかと感じています。」(小谷さん)
マイボトル洗浄機がマイボトルを使う人を後押しし、プラスチックごみを減らすサステナブルな社会に貢献するのではないでしょうか。製品化が楽しみです。
【参照ページ】象印マホービン
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