手軽においしくゼロウェイストごはん「きゃべつのスープ」

キャベツスープ

サステイナブルに暮らしたい」の著者、服部麻子さんとLife Huggerのコラボレーション企画、「あるものでごはん」。旬の野菜や規格外の野菜などを使って簡単にできる、日々のごはんのレシピをお届けしています。

5回目となる今回は、「きゃべつ」をたっぷり使ったレシピを教えてもらいました。

きゃべつのスープ(4皿分)

春から夏へと向かう今は、気候なかなか定まらず、体調も崩しやすいですね。
こんなときは、あたたかいスープが一番。

今回のレシピは、きゃべつを丸ごと1つ使うスープです。材料は、きゃべつとにんにく、塩と胡椒、オリーブオイルのみ。切り方と調理工程をすこし工夫するだけで、おいしくなります。

我が家ではたくさん作って、軽い食事やおやつがわりにも。何はなくともスープさえあれば、ほっとする食卓に。ぜひ作ってみてくださいね。

材料

きゃべつ1個(小さめ、写真は600g)
にんにく3片
オリーブオイル大匙2
塩4つまみ(=小さじ1)
水700cc
黒胡椒(好みで)
*塩ひとつまみ、は親指、人差し指、中指の3本でつまみます

作り方

1.きゃべつを4等分にして洗う。
2.鍋にオイルとにんにくのみじん切りを入れ、弱火にかける。
3.きゃべつの芯を取り、千切りにする。
4.にんにくが色づいてきたら、きゃべつの芯を加え、中強火で炒める。残りも千切りにして加える。
5.全体に火が通ったら塩2つまみを加え、ふたをして弱火で蒸らし煮にする。
6.水をひたひたに加え、中弱火にして沸騰後、弱火で5分煮込む。
7.塩2つまみを加え、味を見て調整する。胡椒は好みで。

きゃべつ切り口から水を流し入れるように洗い、伏せてしっかり水気を切ります。大きい場合は8等分で。

にんにくを炒めている間にきゃべつを刻みます。

外側からではなく、「内側」から切ることで素材の良さが生きて、透明感のある味になります。

きゃべつは「全部切ってからまとめて鍋に入れる」のではなく、切ったそばから順に鍋に加えて炒めることで、火の通りがスムーズになります。また、「蓋をして蒸らし煮」の工程できゃべつのうまみが引き出されます。

きゃべつの「だし」が濃くでるように、水の量は「ひたひた」で。

できあがり!塩は種類によってしょっぱさが違うので、味を確認しながら調整してください。胡椒はお好みで。

展開例1: スープ+パルミジャーノ+パン

スープにパルミジャーノをすりおろし、胡椒を多め振り、パンを添えれば簡単な食事に。ハード系のパンをスープにひたしながら食べるのがおいしい。

展開例2: スープパスタ

茹でたパスタを加えれば「きゃべつのスープパスタ」に。塩は少し強めにします。

photo:naho

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服部麻子

高知の山のふもとで、ちいさな畑、野草茶ブレンド、保存食づくりを楽しむ。 日々のごはんはそのとき「あるもので」作っています。著書に『サステイナブルに暮らしたいー地球とつながる自由な生き方―』『サステイナブルに家を建てる』(アノニマ・スタジオ)(写真 衛藤キヨコ)Instagram:@asterope_tea