マイクロプラスチックとは・意味

マイクロプラスチックとは、川から海に流れ出し、紫外線や波の影響で劣化し破壊された極めて細かい微小なプラスチックです。5m以下のサイズのものを指すことが多いですが、海洋学者によっては1mサイズ以下と定義する場合もあります。

マイクロプラスチックには「一次マイクロプラスチック」と「二次マイクロプラスチック」の2種類があります。

一次マイクロプラスチックは、洗顔料・歯磨き粉といったスクラブ剤などに利用される小さなプラスチックです。主に家庭の排水溝から下水処理を通って海へと流出します。元々非常に細かいため、回収や製品化された後の対策は難しいとされています。

二次マイクロプラスチックは、ビニール袋やペットボトルなどのプラスチック製品が紫外線による劣化や波の作用で破砕されて細かくなったものです。マイクロ化する前のビニール袋やペットボトルの形状であれば、対策することが可能です。

自然環境では、プラスチックはほとんど分解されずに半永久的に残ると言われています。特に海に流れ出たマイクロプラスチックは、海の生態系バランスに影響を与えてしまう可能性があると問題視されています。

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