スーパーにお米がない!品薄がつづく今、選べる買い方まとめ

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日本米

毎日の食卓に欠かせないお米が手に入りにくい状況がつづいています。物価の上昇や相次ぐ品薄の影響で、どこでどのようにお米を買えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、2025年6月時点で利用できるお米の入手ルートをご紹介します。地域の状況やご家庭の生活スタイルに合わせて参考にしてみてください。

目次

1. 生協・食材宅配を利用する

ふだんの注文と一緒にお米も届けてもらえる便利な方法です。数量制限がかかっていることもありますが、予約や定期購入なら安定して受けとれる場合もあります。予約登録をしたり、複数チェックして、当選をねらう方法がおすすめです。

サービス名 配達地域 販売状況 備考
コープデリ 首都圏中心 数量限定・抽選販売・1世帯1点(7月初旬まで毎週案内) 抽選は曜日分散で実施
おうちコープ 神奈川・静岡・山梨 抽選制+登録銘柄米は通常供給中 抽選結果はアプリにて確認
生活クラブ 全国の一部地域 7月上旬以降の予約注文制で銘柄米を順次お届け 予約申し込みにより先着順で受付
パルシステム 首都圏・近畿 銘柄米・ブレンド米ともに1世帯1点・抽選販売 抽選は10月まで実施予定、新規受付停止中
東都生協 東京都・周辺 抽選制、既存予約分は順次お届け 登録米(銘柄米)の新規受付を一時停止中
アイチョイス 東海(愛知・岐阜・三重・静岡西部) 国産銘柄米を取り扱い
オイシックス 全国 1世帯1点・販売縮小中
大地を守る会 全国 1世帯1点、在庫制限・販売縮小中 新規受付停止中
食べチョク 全国 複数の生産者が出品中 定期便は新規受付一時停止中

※2025年6月時点

2. JA直売所・道の駅・農協の直販所

地元農家が出荷しており、中間流通が少ないため、価格が比較的おさえられています。スーパーで品薄でも、直売所では手に入ることもあります。

3. 政府備蓄米(備蓄米)

農林水産省は、米の価格高騰や供給不安に対応するため、2025年3月に政府備蓄米の放出を発表しました。 備蓄米とは、災害や不作に備えて国が一定量を保管しているお米で、今回放出されたのは、2021年〜2022年産の玄米や精米です。

一部では、5kgあたり2,000円前後と、通常より価格をおさえて販売されている例もあり、スーパーやネット通販などを通じて市場に出回っています。基本的には卸業者をとおして流通するため、小売店が「備蓄米」と表記していない場合、消費者が備蓄米と意識して購入することは少ないかもしれません。

備蓄米が流通することで、お米が安定して行きわたりやすくなり、価格の安定や在庫不足の緩和が期待されています。米の品薄や価格高騰が解消されることで、徐々に購入しやすくなる可能性があります。

4. 業務用米問屋・コイン精米機設置店を探す

業務用米問屋では、業務用ルートを活かした比較的安定した価格で、大袋のお米を取り扱っていることがあります。また、コイン精米機が設置された米店や直売所では、精米前の玄米が手に入ることもあり、精米したての風味豊かなお米が楽しめます。

入荷が不安定な状況が続くいま、地元の精米所やお米屋さん、農協の直売所に行ってみることもおすすめです。

5. ふるさと納税の返礼品

ふるさと納税は、自治体に寄付すると税金の控除が受けられ、返礼品として地元の特産品が届く制度です。自治体によっては米を返礼品としており、定期便にすると毎月届き、長期的に備える手段として活用できます。

通販や自治体の公式サイトはもちろん、さとふる、ふるさとチョイス、ふるなびなどのポータルサイトを使えば、はじめての方も銘柄や寄付額を確認しやすくなっています。一方で、米不足により寄付額が前年よりも大幅に増加し、定期便をふくむ返礼品の受付を停止している自治体もあるため、最新情報の確認が大切です。

定期便プランの一例

自治体 銘柄 回数/量 寄付額 特徴
宮城県登米市 ひとめぼれ 6回/5kg×6回 78,000円 毎月お届けの定期便。令和5年産。
熊本県御船町 無洗米ひのひかり 3回/5kg×3回 49,000円 精米後すぐに出荷、人気の無洗米。
石川県宝達志水町 能登米コシヒカリ 回数・量選択可(例:5kg〜30kg) 20,000円〜 少量から大容量まで選べる予約米。
北海道東川町 ゆめぴりか/ななつぼし 3回/10kg×3回 78,000円〜81,000円 北特Aブランド米の人気定期便。たっぷり届く大容量プラン。

※2025年6月17日時点、寄付額・内容は提供サイトより最終確認をおすすめします。

6. オンライン大手

楽天・amazonといったオンライン大手でも、政府備蓄米や国産米が販売されています。訳あり米や業務用米のセールがねらえることもあります。

7. 縁故米・親戚・知人ルート

農家の親戚や知人がいる場合、そのつながりで直接お米を分けてもらったり、優先して購入させたりすることがあります。「縁故米」と呼ばれ、品質が確かなうえに、市場価格よりも手ごろな価格で分けてもらえることもあります。実際に12~13%程度の世帯が受け取っており、なかでも新潟県では20〜33%と高い割合で利用されています。

農繁期や収穫後には、家庭で消費しきれないぶんを分け合うことがあるため、声をかけてみるのもひとつの方法です。直接の取引は信頼関係が大切なため、感謝の気持ちを伝えることを忘れずやりとりすることができる大切です。

8. 小規模スーパー・地域密着型店舗・ドラッグストア

大手スーパーやネット通販で米が品薄になっていても、地元の小さなスーパーや地域密着型の食品店、ドラッグストアなどには在庫が残っていることがあります。特に農村部に近いエリアでは、地元産のお米を仕入れいていることもあり、比較的安定した価格で購入できることもあります。

仕入れルートが大手と異なることから、穴場になることもあり、ふだんは通らない道沿いの商店や個人経営のお店なども、あらためて見直してみると発見があるかもしれません。

まとめ

前年の不作の影響で、お米が手に入りづらい状況が続いています。この記事では、生協や食材宅配の抽選・予約状況、ふるさと納税、農協や直売所、縁故米など、さまざまな入手方法を紹介しました。いまの米不足を乗り越えるためには、ひとつの手段に限らず、複数の方法を組み合わせて備えましょう。

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【参照ページ】【米価格高騰】「縁故米」って何?コメ買ったことないのは大臣だけじゃなかった!? 入手先を読者アンケート | 新潟日報デジタルプラス

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Life Hugger 編集部

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