現在、日本では数多くの食料を海外からの輸入に頼っている。このことが、日本の食生活にどのような影響を与えるのかを知っているだろうか。また、国内の食料自給率を上げるためにできることはどのようなことだろうか。
21都道府県で食品や生活必需品を宅配する生協、生活クラブは、より多くの人が日本の食料自給率について考え、「共感(自分ごと化)」して行動してほしいとの想いから、新プロジェクト「国内自給 まかない亭」をスタートした。
農林水産省が発表した日本のカロリーベースの食料自給率はわずか38%(令和4年度調べ)。日本の食料自給率は低下を続けており、先進国でも最低水準となっている。国内での食料自給率が低いままだと、どうなるのか。
もしも、輸入元の国で大きな農被害が出たり、戦争など情勢の変化があったりした場合には輸入が止まってしまうことが考えられる。また、環境問題や地球温暖化による作物や動物たちへの影響、国内の⽣産者の減少による産業そのものの衰退も危ぶまれる。その結果、いま当たり前に食べている料理を食べられなくなるかもしれないのだ。
このような課題を一緒に考え、行動していこうと始まったのが今回のプロジェクトである。その取り組みの一つとして、現在の日本の食料自給率を反映してつくった料理を提供する、ちょっと変わった食堂『国内自給 まかない亭』を舞台にしたWEB動画が公開されている。
たとえば、餃子の場合、タネとなるニラやキャベツなどの野菜はほぼ100%国産でまかなえてはいるものの、皮の主原料である小麦粉の自給率は15%、豚肉は6%となっている。そのため動画内では、ほぼ野菜のタネのみの餃子が提供されるという場面も見られる。
また、特設サイト内では、食料自給率を反映して作られた9品(餃子・ピザ・唐揚げ・ハンバーガー・オムライス・トンカツ・アイスクリーム・プリン・寿司)が紹介されている。これらを見て、日本の食料自給率の現状を感じ取ってほしい。
生活クラブでは、主原料はもちろんのこと、わずかな原料まで国産の素材を中心にした食材や食品を取り扱っている。国産のものを選ぶことは、日本国内での持続可能な生産体系をつくることや生産者を応援すること、そして、食料自給率を高めることにもつながる。
現在、WEB加入限定で5,000円値引きの特典に加えて、今だけ国産食材を使用した餃子とフライパンチキンの2品がもらえるキャンペーンを実施している(※~2024年8月31日までの期間・地域限定)。この機会に日本の食料自給率に関心を持ち、実際に行動にうつしてみよう。
【参照ページ】「国内自給 まかない亭」特設サイト
【参照ページ】農林水産省|日本の食料自給率
【関連ページ】【生協の食材宅配】生活クラブのサービス
【関連ページ】【2024年】食材宅配サービス18社を比較してみた
あゆみ
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