inゼリーブランド、捨てにくいパウチ容器回収を横浜市役所内セブンイレブンで開始

捨てにくいパウチ容器回収プログラム開始

食欲がわかない時やスポーツ時、さくっとエネルギー補給したい時などに重宝するゼリードリンク。スーパーやコンビニなどで売っていて、携帯しやすく、半固形で飲みやすいというメリットも多い反面、パウチ容器がほとんどのため、リサイクルしにくいというデメリットもある。

そんな問題を解決するため、パウチタイプゼリー飲料の有名ブランド「inゼリー」を製造・販売している森永製菓株式会社は、テラサイクルジャパン合同会社や横浜市、株式会社セブン-イレブン・ジャパンなどと協働で、そのまま捨てられることが多いパウチタイプゼリー飲料の空き容器回収プログラムの実証実験をスタートした。

飲み終えたパウチタイプゼリー飲料の空き容器を回収し、新しいプラスチック製品の資源としてリサイクルする取り組みで、一定の処理を施したあと、ペレットに形成し、スポーツ関連アイテムに利用されるとのこと。

同プログラムは、21年9月より全国の学校を中心にスタートしていたもので、22年7月末時点で合計11校まで広がっている。今回は、「SDGs未来都市」を目指す神奈川県横浜市の市役所内にあるセブン-イレブン2店舗で実施される。

回収方法は、パウチタイプゼリー飲料棚(栄養ドリンクなどが置いてある棚)の横に設置された専用回収ボックスに入れるだけで良い。回収対象アイテムは、「inゼリー」ブランド飲料8種類(エネルギー・マルチビタミン・プロテイン・マルチミネラル・マルチビタミンカロリーゼロ・エネルギーブドウ糖・フルーツ食感もも・フルーツ食感<梨>)。中をゆすいだ空き容器のみで、乾かしてから回収箱へ入れて欲しいとのことだ。

捨てにくいパウチ容器回収プログラム開始

8月22日(月)よりスタートしているので、横浜市役所を訪れた際はぜひ回収ボックスも利用してみよう。

inゼリーは、包装材料におけるプラスチック(石油由来原料)使用量を2030年までに25%削減(バイオマスプラスチックへの置き換え含む)を目指しており、飲み口の形状変更やパウチの肉薄化、ラベル用インキの一部をバイオマスインキに変更するといった取り組みを実施してきた。

便利な半面、なかなか一般家庭では処理しにくいパウチタイプゼリー飲料の空き容器。今回のプログラムをきっかけに、回収からリサイクルという習慣がもっと広まっていってほしい。

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。