健康と安全性に配慮した食品宅配「Oisix(オイシックス)」を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社(以下 オイシックス)は、製造・加工の過程で出る廃棄食材をアップサイクル商品として販売し、フードロスを減らす取り組み「Upcycle by Oisix(アップサイクル バイ オイシックス)」を開始した。
「Upcycle by Oisix」サービスの第1弾として、冷凍ブロッコリーのカット工場で花蕾(からい)をカットしたあとに残る茎を活用した「ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎」(内容量30g)、大根の漬物工場で廃棄されてきた大根の皮を使った「ここも食べられるチップス だいこんの皮」(内容量30g)の2種類を各429円(税込)で発売。
美味しく食べられるよう、廃棄食材に下処理を施して食感と甘味をコントロール。味付けには天日塩とてんさい糖を使用するなど、独自の製法で食感豊かなチップスに仕上がっている。様々な企業の商品を製造する過程で、これまでは廃棄されていた素材を活用することで、月間約2トン以上のフードロス削減につながる見込みだ。「Upcycle by Oisix」は、上記の他、グラノーラやドライフルーツなど9アイテムの販売からスタートする。
オイシックスでは、需要予測・生産・製造管理の徹底はもとより、規格外の野菜を積極的にミールキット「Kit Oisix」に活用し、畑のロスを大幅に削減している。流通プロセスでの廃棄は、一般的な小売企業では5~10%程度と言われているが、オイシックスでは0.2%に抑えている(※1)。さらに、ミールキットのKit Oisixを利用することで、家庭での食品ロスを1/3まで削減できることが調査により明らかになった(※2)。
素材を活かしつつ、新たな商品に生まれ変わった「Upcycle by Oisix」の商品。小腹がすいたときなどにちょっとつまんでみると、身も心も満たされるかもしれない。
※1 平成29年「スーパーマーケット年次統計調査報告書」(非食品を除くと概ね5%)、並びに令和2年「コンビニエンスストア本部と加盟店との取引等に関する実態調査報告書」公正取引委員会(代表的商品のロス率がおにぎり:約9.5%、お弁当:約13%)
※2 1日1食Kit Oisixを利用した場合 2019年6月調査 対象:58人(Kit Oisix利用者)「自宅で調理するために用意した食材や、使い残しなどの一食当たりの廃棄量をお知らせください」に、Kit Oisix利用していない時は平均廃棄量119g、Kit Oisix利用している時は平均廃棄量42gと回答。また、食材150gあたり150円で計算しています。
【参照サイト】Upcycle by Oisix
【参照サイト】Oisixお試しセット
Yoko
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