読み終わった本を捨てるのは、なんとなく忍びないですよね。リサイクルという方法もありますが、リサイクルする際にもエネルギーが消費されます。できるなら本は捨てずに、次の読み手へ渡したいものです。
そこで今回は、読み終えた本を「売る」方法と「寄付する」方法の2つにまとめました。それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
本を売る

まずは本を売ってリユースする方法について、紹介します。
フリマアプリ
服や雑貨を売り買いするのに便利なフリマアプリは、本を売るのにも活用できます。
メリット
- 欲しい人が買ってくれるから、高い値段で取引できることもある
- まとめて売ると送料を抑えられる
デメリット
- 長い間、売れないことがある
- 出品や梱包などに手間がかかる
上手な売り方のポイントは、相場をチェックして値段をつけることや、きれいな写真を掲載したり、丁寧に説明したりすることです。また、傷や汚れを隠すと評価に関わるので、ありのままの状態を正しく伝えるようにしましょう。特に人気の本や話題の本は高値で売れることが多いため、フリマアプリを使うのがおすすめです。
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古本屋
街の古本屋や古本買取のチェーン店などで売る方法もあります。
メリット
- 大量の本をまとめて売れる
- 梱包などの手間がかからない
- 査定基準をクリアすれば買い取ってもらえる
デメリット
- 査定金額が安くなりやすい
- 古い本は査定できない場合がある
フリマアプリでなかなか売れない本でも、古本屋で買い取ってもらえる可能性があります。ただし、刊行されてから年月の経ったものは安値での買い取りであることや、傷や汚れのあるものは買い取ってもらえないこともあるため注意してください。
一方で、出品や梱包の手間がかからないのは大きなメリットです。また、古本の宅配買取を行っている業者であれば、段ボールに本を詰めて送るだけで完了します。忙しいときや、引越しや片付けなどに伴い大量に処分したい本が出た場合に便利です。
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本を寄付する

続いて、本を寄付する方法を紹介します。お金にはなりませんが、寄付することで誰かの笑顔につながることもあります。
図書館や自治体など
図書館や自治体の市民文庫などでは、本の寄贈を受け付けている場合があります。予約の多い本や不揃いとなっている本を中心に受け付けていますが、古すぎるものや傷・汚れのあるものは断られる場合もあるため、事前に本をチェックしておきましょう。
なお、自治体に関する資料や出身者の著作物、古いものでも貴重な資料であれば広く受け付けている場合が多いようです。図書館や自治体によって寄贈の受け付け方法などが異なるので、まずはウェブサイトを見たり、電話をしたりして確認してみましょう。
古本を活用した寄付プログラム
古本の買取金額がそのまま寄付金となり、社会活動団体や被災地などを支援できるというチャリティープログラムもあります。多くで自分が支援したいと思う支援先を選ぶことができて、寄付金がどのように使われているか分かる点が安心です。
古本買取サービス会社がチャリティ活動として取り組んでいる場合が多く、本だけでなくDVDやCD、ゲームなども対象となることも。まとめてダンボールに入れて送り、査定されて団体などへ寄付されるという流れが一般的です。
寄付プログラムを利用すると、本を捨てずにすむだけでなく、途上国支援や貧困問題など普段から気になっている社会問題に対してアクションを起こすことにもつながります。
本は捨てずに、次の読み手につないでいこう
読み終えた本は、捨てたり古紙回収に出したりする前に、今回ご紹介したようなゼロウェイストにつながる方法を考えてみましょう。大切に読んだ本だからこそ、新たな読み手へとつないでいきたいですね。