壊れたら、修理しよう!パタゴニアが古着専門のポップアップストアを期間限定オープン

パタゴニア

大量生産、大量消費の社会経済において、私たちは「安くていいもの」を以前よりも、簡単に手にすることができるようになった。新しい商品が販売されると、それを追い求めて購入する。そして、今あるものは「古くなったので使わない」という理由で捨てられていく。

「必要ないものは買わないで」と消費者に呼びかける、アウトドアブランドのパタゴニア(Patagonia)が、「Worn Wear(ウォーン ウェア)」をコンセプトにした古着専門のポップアップストアを、パタゴニア 東京・渋谷で、9月26日(日)までの間、期間限定で開催している。

パタゴニアのWorn Wearプログラムは、人とモノとの関係を変えるという使命のために開始されたプログラムだ。パタゴニアの製品をより長く使ってもらうため、リペアにも力を入れている。服が壊れてしまった場合は、修理して、モノ自体の寿命を延ばすことで、同じ商品を長く使うことができる。修理が不可能になるほど使用したら、リサイクルを行い、新しい服へと生まれ変わらせる。

パタゴニア

今回のポップアップストアでは、「新しいよりずっといい」のメッセージの下、新品は販売されていない。スタッフから買い取ったパタゴニア製品を、修理・クリーニングして、中古品として販売している。販売されているアイテムは、新品の販売価格の半額程度で購入可能だ。また店内には、修理して長く使い続けることの楽しみを、多くのストーリーとともに展示紹介している。

商品を長く使い続けることで、私たちは消費を抑えることができる。衣類の寿命を9カ月伸ばすだけでも、炭素排出、水の使用、そして廃棄物のフットプリントを20%〜30%も削減できるという。新しいモノを購入するのではなく、持っているモノを大切に使い続けて、地球のより良い未来に貢献しよう。

【参照サイト】パタゴニア「Worn Wear」ウェブサイト
【参照サイト】パタゴニアイベント公式サイト
【関連ページ】リサイクルを重ねた服ほど価値があがる?衣服の廃棄を減らす、これからの考え方

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むなかたりょうこ

京都在住のウェブライター。お酒とグルメが大好きです。自宅で野菜を育てたり、農家さんのお手伝いをしたり、「食」を大事にしながら暮らしています。毎日のご飯を残さず食べることも実践中。お肉よりも、野菜が好き!