秋の食材を最後までおいしく。長持ちする保存方法と食品ロスを減らすコツ

かぼちゃやりんごなど秋の旬の食材

秋は、きのこやさつまいも、かぼちゃ、梨、ぶどうなど、おいしい旬の食材が豊富に並ぶ季節です。新米が出回り始めるほか、家庭菜園や実家、ご近所から食材をいただく機会が増える人もいるのではないでしょうか。

一方で、「気付いたら野菜が傷んでいた」「買ったことを忘れて同じものを買ってしまった」という経験はありませんか。旬の食材が集まりやすい秋は、食品ロスが増えやすい季節でもあります。

食材を長くおいしく楽しむためには、食材ごとの保存方法を知ることに加え、買い方や下ごしらえを少し工夫することも大切です。

秋の旬を最後まで味わいながら、食品ロスを減らすための保存アイデアを紹介します。

秋は食品ロスが増えやすい季節

秋は旬の食材が一度に増えるため、食卓が豊かになる反面、使い切れずに余らせてしまうことも少なくありません。

特に、きのこや葉物野菜は傷みやすく、梨やぶどうなどの果物も保存方法によって鮮度が大きく変わります。さつまいもやかぼちゃなど保存しやすいと思われがちな食材も、置き場所を間違えると品質が落ちてしまうことがあります。

農林水産省によると、日本ではまだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう「食品ロス」が年間約461万トン(2024年度推計)発生しています。このうち家庭から出る食品ロスは約224万トンあり、買い過ぎや保存方法の工夫によって減らせるものも含まれています。

毎日の暮らしの中で少し意識するだけでも、食材を最後まで使い切りやすくなります。

秋はどんな場面で食品ロスが起こりやすい?

よくある場面 食品ロスにつながりやすい理由
旬の野菜をまとめ買いする 使い切る前に鮮度が落ちてしまう
実家や知人から食材をもらう 同じ食材が重なり使い切れなくなる
新米や果物を買い足す 冷蔵庫や食品庫の在庫を把握できなくなる
保存方法が分からない 常温・冷蔵・冷凍を間違えて傷ませてしまう

秋は「食材が豊富だからこそ余りやすい」という特徴があります。まずは食材に合った保存方法を知ることから始めてみましょう。

秋の食材別 保存方法の目安

食材を保存容器へ小分けして保存する様子

秋の食材は、それぞれ適した保存方法が異なります。購入したまま冷蔵庫へ入れるだけでは鮮度が落ちやすいものもあるため、食材に合わせて保存すると、おいしさを保ちやすくなります。なお、保存期間はあくまで目安で、食材の状態や保存環境によって変わります。

食材 保存方法 保存期間の目安 ポイント
きのこ 冷蔵・冷凍 冷蔵3〜5日
冷凍約1か月
石づきを取り、小分けにして冷凍すると調理しやすい
さつまいも 常温 2〜3週間 新聞紙で包み、風通しのよい冷暗所で保存する
かぼちゃ 丸ごとは常温
カット後は冷蔵・冷凍
冷蔵3〜4日 種とわたを取り除いて保存すると傷みにくい
冷蔵 約1週間 乾燥を防ぐためポリ袋に入れて保存する
ぶどう 冷蔵 3〜5日 房から小さく切り分けると鮮度を保ちやすい
里いも 常温 1〜2週間 泥付きのまま冷暗所で保存する
冷蔵・冷凍 冷蔵約1週間 虫が付きやすいため早めに冷蔵保存する
りんご 冷蔵 2〜4週間 一つずつ包むと鮮度を保ちやすい

保存方法を少し工夫するだけでも、食材を傷ませる機会を減らしやすくなります。すぐに食べ切れないときは、冷凍保存も取り入れてみましょう。

冷凍保存を上手に取り入れる

「使い切れなさそう」と感じたら、早めに冷凍することも食品ロス対策になります。

特にきのこは冷凍しても風味を保ちやすく、炒め物やスープにもそのまま使えます。小分けにして保存しておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。

かぼちゃは加熱してから冷凍すると、煮物やスープ、サラダなどに活用しやすくなります。栗もゆでて冷凍しておけば、お菓子作りや炊き込みご飯などに使いやすくなります。

一度に使い切ろうとせず、食べる予定に合わせて保存方法を選ぶことが、無駄なく使い切るコツです。

下ごしらえをしておくと使い切りやすい

忙しい日が続くと、野菜を切る時間がなく、そのまま冷蔵庫で傷ませてしまうこともあります。

購入した日に洗う、切る、ゆでるといった簡単な下ごしらえを済ませておくと、調理の手間が減り、食材も使い切りやすくなります。

例えば、きのこは石づきを取って小分けにし、かぼちゃは食べやすい大きさに切って保存します。葉物野菜も洗って水気を切り、保存容器へ入れておくと、サラダや炒め物にすぐ使えます。

「時間がある日に少しだけ準備しておく」ことが、結果として食品ロスの削減につながります。

買い方を工夫すると、食品ロスはさらに減らしやすくなる

保存方法だけでなく、必要な量だけ購入することも食品ロス対策につながります。

特売だからと多めに買ったものの、食べ切れずに傷ませてしまうことは少なくありません。冷蔵庫や食品庫にある食材を確認してから買い物へ行くだけでも、重複買いを防ぎやすくなります。

献立を数日分考えて必要な食材を購入したり、使い切れそうな量を選んだりすることも、無理なく続けられる工夫の一つです。

食材宅配を活用する方法も

食材宅配で届いた旬の野菜や果物

毎週の買い物でつい食材を買い過ぎてしまう場合は、食材宅配サービスを活用する方法もあります。

食材宅配サービスには、人数に合わせた食材や、必要な分だけ使い切れるミールキットを選べるものがあります。あらかじめ使う量をイメージしやすいため、食材を余らせにくく、計画的に使い切りやすくなります。

また、旬の野菜を少量から注文できるサービスや、有機野菜・特別栽培野菜を扱うサービスもあり、秋の味覚を楽しみながら食品ロス削減につなげられます。

Life Huggerでは、食材宅配サービスの特徴や料金、向いている人を比較しています。暮らしに合ったサービスを探したい方は、【2026年最新版】食材宅配サービスおすすめ10社を比較!も参考にしてみてください。

食べ切れない未開封食品はフードドライブという選択肢も

贈り物や備蓄品などで、未開封の食品を食べ切れないこともあります。

賞味期限まで一定期間あり、常温保存できる食品は、フードドライブを通じて必要としている人へ届けられる場合があります。

受付できる食品の種類や賞味期限などの条件は団体によって異なるため、持ち込む前に確認しておくと安心です。

参加できる場所や利用方法は、【2026年版】フードドライブとは?参加できる場所・受付条件まとめでも紹介しています。

まとめ

食材に合った保存方法を知り、早めに冷凍したり下ごしらえをしたりするだけでも、旬のおいしさは長く楽しめます。少しの手間が、傷ませてしまう「もったいない」を減らしてくれます。

さらに、買い物の量を見直したり、食材宅配サービスを活用して計画的に使ったり、食べ切れない未開封食品はフードドライブへつなげたりと、暮らしに合わせて選べる方法もあります。

できそうなことを一つ取り入れるだけで大丈夫です。無理なく続けながら、秋の味覚を最後までおいしく味わってみてください。

【参考】

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Life Hugger 編集部

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