2024年8月、大阪・北加賀屋に新スポット誕生!「SMASELL Sustainable Commune(スマセル サステナブルコミューン)」をレポート

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​​2024年8月9日、大阪の北加賀谷に誕生する「SMASELL Sustainable Commune(スマセル サステナブルコミューン)」は、人や環境にやさしい7つのショップとカフェが集まるショッピングモールです。

中には大きなスクリーンが設置されており、ショッピングや音楽、お酒を楽しむことができます。オンラインでは体験できない「おいしい」「たのしい」「うれしい」といった直感的な感覚を通じて、サステナビリティをリアルに体感できる場になっています。

今回は、スマセル サステナブルコミューンのグランドオープニングパーティーに参加し、お店の様子をレポートします。

​サステナブルなショッピング体験ができる場所

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「​​私たちが考えるサステナブルなプロダクトの概念に沿ったものだけを、ここに取り揃えています。」(福屋さん)

スマセル サステナブルコミューンは、1階と2階の2フロアで構成されており、すべての商品は「人や環境にやさしい」を基準に選ばれています。

建物は、廃工場をリノベーションしたもので、廃車になったロンドンバスがカフェとして使われているなど、サステナビリティへのこだわりが感じられます。

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 もとは1960年代に建てられた鉄工所跡地の廃工場でした

1階にはサステナブルなファッションブランドが集まり、古くなった衣服や廃棄されたものにアレンジを加えてライフサイクルを延ばす、アップサイクルブランドが中心に紹介されています。

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ビニール傘をアップサイクルしたバッグを作る「octangle」

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 すべての原料にサステナブル素材を使用する「O0u」

また、子どものおもちゃや絵本の物々交換スペースもあります。要らなくなった絵本やおもちゃを持ってきた数の分だけ持って帰れます。(最大10個まで)

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「​​子どもはおもちゃにすぐ飽きてしまうので、他の子どもに
引き継ぐスペースを作りました。」(福屋さん)

​​2階では、ユーズド家具や廃材から作られた家具、割れても肥料にアップサイクルできる食器などが販売されており、持続可能な生活スタイルを実現するためのアイテムが揃っています。

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 割れたお皿から肥料を作る「NIKKO」

スマセルカフェで持続可能なグルメ体験

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(左)ボッテガブルー大島シェフ、
スマセル西内さん、松本さん

スマセルカフェを監修する​​イタリアンレストラン「BOTTEGA BLU.(ボッテガブルー)」は、​​日本サステイナブル・レストラン協会(SRA-J)主催のFOOD MADE GOOD Japan Awards 2022で、大賞とサーキュラーエコノミー賞のダブル受賞を果たしたレストランで、環境への影響を最小限に抑えるためのさまざまな取り組みを実施しています。

​​スマセルカフェでは、食材調達に力を入れており、​​牛の廃棄を減らすために「経産牛」​​の端材や、​​漁で捕られた魚のうち、大きさがバラバラだったり、一定の出荷量が揃わなかったりして廃棄されてしまう「未利用魚」を利用することで環境への負荷を軽減しています。

また、パンにはハラール認証を取得したものを使用し、さまざまな食事スタイルの人が楽しめるようになっています。

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 経産牛や未利用魚を使ったハンバーガー

他にも、関西初出店の「UNIVERSAL BAKES」の動物性素材(乳製品や卵)不使用のパンや、「PATAGONIA PROVISIONS」のビール、「オオサカビール」の無濾過のクラフトビールなども楽しむことができます。

スマセル サステナブルコミューンの目指すもの​​

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代表取締役:福屋剛さん

代表取締役の福屋剛さんは、ファッション業界における大量廃棄問題に疑問を抱き、この問題に取り組むために株式会社ウィファブリックを設立しました。持続可能なファッションを提唱するプラットフォーム「SMASELL」を通じて、循環型社会を目指しています。

福屋さんは、長年ファッション業界の大量廃棄問題に取り組んできましたが、最近では同業者間での競争が増え、本質から外れた争いも見られるといいます。

「スマセル サステナブルコミューンでは、異なる価値観が溶け合い、新しいサステナブルな価値観やジャンルを生み出すことを目指しています。ヴィーガンやオーガニック等それぞれの思想を押し付けるのではなく、互いの取り組みを尊重し、コラボレーションを通じて新しいメニューや商品を開発したいです。このような活動を通じて、日本国内でもサステナブルな文化が発展し、より深みのある社会になることを目指します。」

編集後記

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画像提供:スマセル サステナブルコミューン

スマセル サステナブルコミューンは、単なるショッピングモールではなく、価値ある体験ができる場でした。

訪れることでファッション業界の現状を知り、日常生活におけるファッションの選び方や買い方について再考する機会になります。また、洋服を選ぶ基準を変えてみるなど、実際に行動に移すこともできます。

ファッション業界が抱える課題は依然として多く、再利用のために回収される衣類はごくわずかです。世界では年間およそ3,000億着の服が捨てられており、この現実に対して私たちができることは多いと感じました。

【参照サイト】SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE

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Life Hugger 編集部

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