今年もバレンタインがやってきます。最近はチョコレートメーカーも積極的にエシカルに取り組んでいて、未来につながるおいしいチョコレートが増えています。今回はチョコレート検定プロフェッショナルの筆者が、サステナブルなカカオ豆であること、そしてボンボンショコラやショコラテリーヌなど、特別感が感じられることなどを基準に、大切な方への想いを込めた贈り物にぴったりなチョコレートギフトをご紹介します。
エシカルなチョコレートを選ぼう!
FRAN’S CHOCOLATES『バレンタインコレクション』
FRAN’S CHOCOLATES(フランズ チョコレート)は、1982年に米国シアトルで創業。厳選された良質なカカオを原料に、上品なおいしさを手作りで引き出した、本格派ショコラティエです。代表作である「ソルトキャラメル」は、バニラビーンズ香るソフトバターキャラメルを芳醇なチョコレートでコーティングし、海塩をトッピングしたもの。キャラメルとチョコレート、海塩のバランスが絶妙です。アメリカのオーガニックとフェアトレードの認証を受けています。
【参照サイト】FRAN’SCHOCOLATES日本公式サイト
shodai bio nature『2024 pétales de camélia dorés』

画像出典:shodai bio nature
【参照サイト】shodai bio nature
MAAHA CHOCOLATE『カカオテリーヌ』

画像出典:MAAHA
ガーナの人々や太陽、大地から、多くの愛を受けて育ったカカオで作られた、ガーナのカカオ農家と共に歩む日本人・田口愛さんが立ち上げたブランド。彼女の取り組みは、2024冬に公開の映画「巡る、カカオ~神のフルーツに魅せられた日本人~」でも知ることができます。
【参照サイト】MAAHA CHOCOLATE
久遠チョコレート『QUONテリーヌ』

画像出典:久遠チョコレート
愛知県を本店に全国展開する久遠チョコレートは、心や体に障がいがある人、シングルペアレントや不登校経験者、セクシュアルマイノリティなど、多様な人たちが働く日本のチョコレート専門ブランドです。原料のチョコレートには、有機農法と森林農法をベースにした農園管理や、フェアトレードの枠を超えた生産者との絆を通して、持続可能なカカオ産業を実現するフランス・KAOKA社のものを使用しています。
【参照サイト】久遠チョコレート
XXOCOA『ルナサンドクッキー』

画像出典:XXOCOA オンラインストア
有機ココナッツや八女抹茶、五島産の天日干し塩など、厳選した素材とチョコレートを合わせ、クッキーの食感と甘すぎず上品な風味の組み合わせを楽しめます。チョコレートは、オーガニック・フェアトレードのものを使用しています。
【参照サイト】XXOCOA
編集後記
チョコレートを選ぶ際に筆者が大事にしていることのひとつが、「作り手としてカカオにどう関わるのか、知ろうとすること」です。マーハ チョコレートのようにカカオ農家と直接つながったり、コミュニケーションを大事にして、チョコレートのおいしさとカカオ農家の幸せが両立して当たり前だと考えたりする作り手が、ビーントゥバーチョコレートのお店を中心に広まっています。
また、直接カカオ農家とつながれなくても、材料にフェアトレードを選ぶショコラティエも増えています。それによって、人権や環境が守られているカカオを使っていることがわかりますね。ついついパッケージや知名度に惹かれてしまうチョコレートシーズンですが、ぜひそのブランドがカカオにどう向き合おうとしているのかにも目を向けて、チョコレートを心から楽しんでみませんか?
【関連ページ】チョコレートを選ぶ基準が変わる!映画「巡る、カカオ~神のフルーツに魅せられた日本人~」2024年1月公開
【関連ページ】素材にこだわったヴィーガンスイーツが購入できるおすすめサイト9選

牛嶋麻里子

最新記事 by 牛嶋麻里子 (全て見る)
- 気候変動とファッションの関係は?「ファッション透明性インデックス脱炭素編ーWHAT FUELS FASHION?ー」日本語版公開 - 2025年3月10日
- 「すてない」が地球のために!AOKI「OKAERI エコ プロジェクト」と再生ウールのスニーカー - 2025年1月31日
- チョコレート検定プロフェッショナルおすすめ!エシカルなバレンタインチョコ&お菓子まとめ - 2025年1月7日