株式会社アッシェは2023年から、同社が運営しているスーパーマーケット向け食品ロス削減プログラム「もぐもぐチャレンジ」を本格的に全国展開する。2019年からスタートし2022年12月時点で全国291店舗と、着実に拡大してきた。
もぐもぐチャレンジとは、誰もが楽しく「食品ロス削減」に取り組めるように、スーパーマーケットの店頭で実施している活動だ。
プログラムに参加している店舗は、店内でときどき見かける賞味期限、消費期限が迫った商品にオリジナルの「もぐもぐシール」を貼っておく。消費者はもぐもぐシールを集め抽選に参加することで、地域の子ども食堂への寄付や、参加特典の抽選に参加することが可能となる。
食品ロスを減らし、利益率を改善しながら地域社会に貢献していくというポジティブな循環をつくることで、企業にも消費者にも、地球環境にもメリットをもたらすようなプログラムになっている。シールは専用台紙10枚1セットが目安となっており、これまでの回収枚数(累計)は、スタート時点の2019年6月には2,300枚だったのが、2022年12月には8,901,332枚にまで増えている。もぐもぐチャレンジだけで、削減された食品ロス数(商品数)が800万を超えたと考えると、影響力も少しずつ増えている様子がわかるだろう。
ほかにも、オリジナルキャラクターの「もぐにぃ」が中心となって活躍する食育コンテンツでは、YouTubeチャンネルや小学校での特別授業といった場で、ご当地グルメや便利なレシピ、暮らしに役立つ情報などを積極的に発信している。
気になる加盟店舗には「サミット」や「SUNNY MART」、「末広」、「フクハラ」といったブランドが参加しており、もぐもぐチャレンジ公式サイトからGoogle Mapで検索も可能だ。
円安による商品価格やエネルギー価格の高騰により、家計を見直す人も増えている。加えて地球環境の改善などを考えると、なかなか自由に使えるお金が限られてくるシーンも、増えてきているのではないだろうか。そんなとき便利なのが、スーパーの割引商品だ。まだ食べられる食品が賞味期限などの理由で安く購入できるため、日常の買い物で利用する人も多い。
もし近所のスーパーでもぐもぐチャレンジ加盟店やもぐもぐシールを見かけたら、ぜひ手にとってみてほしい。家計と環境を両方同時に改善できるチャンスかもしれない。
【参照サイト】:おいしく!楽しく!食品廃棄ゼロ!もぐにぃ
【関連ページ】:もったいない魚たち「未利用魚」を食卓に取り入れて、おいしく楽しく食品ロス対策を!
【関連ページ】:食べ切れない食品は寄付しよう!ファミリーマートやイオンでも受付中
斉藤雄二
最新記事 by 斉藤雄二 (全て見る)
- 【2024年】Apple公式下取りサービス「Apple Trade in」とは? 実際に利用した様子と査定額も - 2024年10月7日
- 廃棄物から生まれた香り、チョコレートの残渣を使ったお香「カカオハスクのお香」販売開始 - 2024年9月30日
- 東京都、10月12日より都市課題をアートで表現する体験型展示会「エモーション・クロッシング展」開催 - 2024年9月27日