ごみにまつわる数々の名言が話題のゴミ清掃員兼お笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さん。そんな滝沢さんと一緒に、プラごみの課題と未来について考える「ごみの学校」のオンラインイベントが2022年2月26日(土)に開催される。
ごみの学校は、ごみのことを正しく理解する場を提供したいと考えた廃棄物処理業に携わる寺井正幸さんが立ち上げたコミュニティ。ごみに関する講座を多数実施しており、今回はプラスチック編と題して、特別講師に滝沢さんを招いて開催する。ごみと日常的に関わっている滝沢さんならではの言葉には重みが感じられるだろう。
昨今、メディアで多く取り上げられているプラごみ問題。とはいえ、便利なプラスチックは私たちの日常生活のなかに、当然のように存在しているのが現状である。そもそもプラごみの何が問題なのか、分別しているのに海洋ごみが増え続ける理由が分からない、という声も多い。
広大な海には大量のプラスチックが漂っていて、2050年までにはその量が魚の量を上回るおそれがあると衝撃的な予測がされている。プラスチック依存からの脱却は、待ったなしの状態であるのだ。わが国では「捨てる量を減らそう」ではなく、「捨てることを前提としない経済活動」を目標に、2022年4月からプラスチック新法案が施行される。
今回のイベントに参加することで、分別方法から回収後のプラごみの行方、またプラスチックが悪モノ扱いされる理由など、日頃の疑問に対する答えが見つかるはずだ。さらにプラスチックの未来についてディスカッションすることで、プラごみ問題への向き合い方が見えてくるだろう。
プラごみ問題は、遠い国や自分に関係のない話ではない。今回のイベントをきっかけに、プラごみの現状を理解したうえで、私たち一人ひとりが自分ごととして捉え、意識向上につながっていくことを期待したい。まずは、環境省が推進する「プラスチック・スマート」に登録されているさまざまな取り組み事例を参考に、できることから始めてみてはいかがだろうか。
【参照サイト】2月26日【ごみの学校~プラスチック編~】プラは悪なのか?プラごみの課題と未来を語ろう!
【参照サイト】ごみの学校
【関連サイト】世界中で話題の「ゼロウェイスト」なライフスタイルとは?
河端 麻紀
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