コンビニ大手・ローソンが首都圏に展開する「ナチュラルローソン」は、本来は捨てられるはずだったものに新たな付加価値を持たせた「アップサイクル商品」のラインナップを5月31日から7点拡充している。既存商品5点と合わせると全部で12種類となる。
今回は、6月5日の「世界環境デー」に合わせた取り組みで、日常でコンビニを利用する人にも環境を考える機会を増やしてほしいという思いが込められている。
商品ラインナップのひとつ目は、松山油脂株式会社が手掛けるアップサイクルブランド「REES:PRODUCTS(リーズプロダクツ)」シリーズ。パウダー状の石けん分と重曹でつくった、手肌にやさしいクレンザーや未使用で返品された液体石けん、ボディソープやシャンプーを使ったハンドソープなど、パッケージもシンプルでナチュラルローソンらしいセレクトだ。
食品宅配サービスを展開するオイシックスからは、工場でカットした際に排出された野菜の切れ端を使った野菜チップス「ここも食べられる」シリーズの「ブロッコリーの茎」と「だいこんの皮」をセレクト。ココナッツオイルを使ってさっくりと仕上げており、素材の味と食感が楽しめるチップスだ。
人気の「カップ茶」シリーズもアップサイクル対象商品として好評発売中。「りんごだけでつくったりんご茶」や「ラ・フランスだけでつくったラ・フランス茶」「ベリーだけでつくったベリー茶」など、規格外となった国産フルーツを手作業で加工してティーバッグに詰めた丁寧な一品だ。
ほかにも、東京発のクラフトジン「LAST EPISODE 0 ELEGANT 200ml」や「ファーイーストピーチヘイズ 350ml」といったお酒もラインナップに入っている。対象店舗では、アップサイクルへの取り組みや商品情報を紹介した冊子を数量限定で配布しているとのこと。購入商品のことをより深く知ることで、サステナブル生活の楽しみがまたひとつ増えるかもしれない。
ナチュラルローソンは首都圏限定店舗ではあるものの、コンビニで気軽にアップサイクル製品が購入できるようになるのは素晴らしい変化ではないだろうか。見つけた人は、ぜひ手にとってみよう。
【参照サイト】ナチュラルローソンでアップサイクルデビューしよう!
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斉藤雄二
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