食品ロス削減に取り組むソーシャルグッドマーケットの「Kuradashi(クラダシ)」が、東急線たまプラーザ駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」に、初の常設店舗をオープンした。
Kuradashiは、規格外品や賞味期限が迫っているなどの理由で、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある食品などを、割引価格で販売しているECサイトだ。
Kuradashiを運営する株式会社クラダシによると、食品のECでの購入率は低く、依然として店舗販売の需要が高い。各所で実施したポップアップ店舗での売れ行きも好調で、とりわけ東急沿線住民の食品ロス削減への関心の高さを踏まえ、今回の常設店舗開設に踏み切った。
Kuradashiの常設店舗では、さまざまな理由で食品ロスになってしまうおそれのある食品や、ロスが問題になっている化粧品の販売を行うほか、サステナブルな商品や企業の取り組みを紹介する実験的なコラボレーションブースを設置や、食品ロスやSDGsについて学べるイベントなども実施される予定だ。
また、ECサイトと同様に、削減できた食品ロス量や、廃棄を回避したことで削減したCO2排出量などを目に見えるように可視化したり、 購入金額の一部を、SDGsの各テーマに関わる活動を展開するNGOなどに寄付できる仕組みを取り入れている。
それ以外にも、近隣の農家が作った、規格外などの理由で食品ロスになってしまう野菜や果物を不定期で販売したり、公益財団法人フードバンクかながわと協働して、購入客や地域住民に家庭で余っている賞味期限前の食品を持参してもらい、必要としている福祉施設・団体などに寄付するフードドライブも行う。
ケース販売が基本のECサイトと違い、常設店舗では商品を一つから購入することができるので利用しやすいのも嬉しいポイントだ。
生活をサステナブルにするというと難しく感じてしまう人もいるかもしれない。そんな方は、買い物する際の購入先を変えてみるということからスタートしてみてはどうだろう。
【参照サイト】Kuradashi
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