これからの暑い夏にも美味しいキムチだが、買ってきたときの容器のままで保存していると、臭いが漏れてしまうことも。また、キムチを買うたびにプラスチックの容器がごみになってしまっていて、もったいないと思っている方も多いのではないだろうか?
神奈川県川崎市のキムチ専門店「おつけもの慶」は、洗って繰り返し使えるステンレスの慶キムチ専用容器「K-pot(ケーポット)」を販売を開始。キムチを購入後洗浄し、次回の来店時に持参すれば中身だけを購入できるサービスを開始した。これまでごみになってしまっていたプラスチック容器を減らし、同時にキムチの強い臭いが漏れてしまうことも解消できる。
同店は、かねてより商品パッケージのプラスチック材削減やバイオマス袋の採用、廃棄食材を動物園に寄付するなど、できることから無駄をなくしたいという思いから「もったいないプロジェクト」と題したサステナブル活動を実施してきた。
「K-pot」は、容器自体を削減するため試行錯誤し開発されたもの。鍋を持って豆腐を買いに行っていた「昭和の豆腐屋方式」からヒントを得て、繰り返し洗って使えるリユーザブル容器にたどり着いた。素材はステンレスで冷えやすく、抗菌・防臭効果も高い。気密性が高く臭い対策もバッチリだ。またキムチが食べたくなったら、容器を持参して買いに行く。
価格は税込で1,300円。容器を持参した人には、工場で出来上がったばかりの「慶キムチ」320gパックを540円のところ、20%増量サービスも実施している。容器を持参すれば何度でも利用可能だ。※対応店舗は工場が併設されている「大島上町店」のみ ※第一弾は先着50名様限定(22年6月現在)
ごはんにもお肉や冷麺にも合うキムチは、日本人にとっても馴染みのある食材だが、パック販売されている商品の容器は洗ってもなかなか臭いがとれず、ごみに出す日までしばらく臭いが残り続けるのが悩みのタネだった。ステンレスのリユーザブル容器なら、常に清潔に保っていられそうだ。
買い物の際の「マイバッグ」の持参は、少しずつ広がっているのではないだろうか。次のステップとして考えられるのが、「食材のパッケージ削減」だが、マイバッグ以上に消費者側の協力が不可欠なサービスだろう。もしよく利用するお店で、リユーザブル容器を取り扱っているサービスを見かけたら、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
【参照ページ】おつけもの慶
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斉藤雄二
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