「CIRTY BIOSK by Totoya」が代官山にオープン!訪問レポ

BIOSK外観

10月に東京・代官山の駅前にある「フォレストゲート代官山」内にオープンした、ゼロウェイストを目指すキオスク「CIRTY BIOSK by Totoya」に行ってきました!その様子を詳しくお伝えします。

ポイントは「リターナブルの瓶」

店内

「BIOSK」は、オーガニックという意味のBIO(ビオ)に小売店のKIOSK(キオスク)を組み合わせた造語です。今回オープンしたCIRTY BIOSK by Totoyaは、新聞や軽食を販売するキオスクの良い面はそのままに、使い捨てごみが出やすいというデメリットを覆す店舗としてオープンしました。運営者は、ゴミが出ないスーパーマーケットを運営している株式会社斗々屋です。

使い捨てごみが出ない形式と言うと量り売りを想像しがちですが、BIOSKではほとんど量り売りがされていません。では、どのような方法かと言うと……なんと、リターナブルの瓶(返却可能・デポジット制)に詰められているのです!その数はなんと200種類ほどになるのだとか。

リーズナブルなものも多数!

野菜
瓶

トイレットペーパー
店舗はお客さんが2~3人入ったらいっぱいになるようなサイズですが、手に取りやすいように動線が工夫された棚にバラエティ豊かな食材、調味料、雑貨が並んでいます。「代官山の駅前にあるのだからきっと高いのだろう」という先入観を持っていたのですが、意外にもリーズナブルなものが多数ありました!特に野菜やスパイス類はお得感があるものや、賞味期限間近で割引されているものがあり、宝探しの気分でじっくり見てしまいました。

今回買ったものたち

買ったもの
筆者は今回、ハーブティー、シナモン、レモン、みかん、お箸を購入。ハーブティーは「整えブレンド」というもの。シナモンは大容量でお得でした!レモンやみかんも国産のサステナブルなものという視点から考えると、お買い得でした。
箸
ヨシでできたお箸は複数購入し、日々の食事で活用しています。後日お箸について詳しく調べたところ、このお箸の製造はヨシを刈り取り、活用する取り組みにつながっているそうです(詳細はこちら)。ますますお箸への愛着が湧いてしまいます。
レシート

どれもリーズナブルで、とても得した&サステナブルなことをした気分になれました。なお、瓶を戻すと100円を返却してもらえます。期限はないので、今度東京に行くときに戻そうと思っています!

ヴィーガンのおやつも購入

お菓子コーナー
お菓子コーナーレジにはお菓子コーナーが!ここに「いちじくカルダモンスコーン」というおいしそうな響きのお菓子があったので、即決で買いました。
スコーンすぐ近くのベンチに座って味わってみたのですが、豊かなスパイスの香りが印象的で、とてもおいしかったです。コーヒーなど、ドリンク類のテイクアウトもできるので、次回は試してみたいと思っています。

向かいには、サステナブルなカフェが!

カフェ内観BIOSKの向かいには「CIRTY CAFE」という、循環をテーマにしたカフェがありました。店内は緑が多く、居心地の良い雰囲気。今回はジェラートをテイクアウトしました。
ジェラート炭が練り込んである黒いコーンの上に、紅茶のアールグレイのジェラートがのっていましたが、香り高くさっぱり風味のジェラートとコーンが絶妙なバランスで、とてもおいしかったです。

ごみ箱サーキュラーを意識したお店であるため、ごみの分別の種類が多く「お店に訪れる人たちの学びの場にもなるな」と感じました。

ぜひ気軽に訪れてみて!

CIRTY BIOSK by Totoyaに行く前は、代官山駅前というロケーションにあることから、「おしゃれで敷居が高いのかもしれない」と勝手に想像していたのですが、良い意味で裏切られました。お店の方がとてもフレンドリーで、近隣のサステナブルなスポットのおすすめを話したり、ゼロ・ウェイストへの想いについて盛り上がったりと、とても楽しい時間を過ごせました。リーズナブルなものが多かったのも、うれしい驚きでした。朝8時から夜7時まで開いているので(※2023年12月時点)、ぜひ気軽に訪れてみてください!

【公式サイト】CIRTY
【関連ページ】東京に量り売りの新店!代官山「CIRTY BIOSK by Totoya」が10月19日にオープン
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曽我 美穂

曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:https://sogamiho.mystrikingly.com/