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「おせちは毎年買うけれど、値段を見るたびにため息が出る」「三が日が過ぎても重箱の中身が残ってしまう」「どうせ買うなら、食品ロスを減らせるものを選びたい」。年末が近づくと、そんな迷いを抱える方も多いのではないでしょうか。
訳ありおせちは、単なる値引き品の枠を超え、「行き場を失いかけたごちそうを、家族の食卓で引き受ける」ための選択肢へと変わりつつあります。
そんな方に向けて、この記事では訳ありおせちが買える通販3つを、訳ありになった理由・家族に合った量・冷凍か冷蔵か・届く日と販売時期の4つの軸で比べます。届いてから慌てないための保存とキャンセルの注意点もまとめました。
1. 訳ありおせちを選ぶときに見るべき4つのポイント
訳ありおせちと聞くと、「味や見た目に何か問題があるのでは」と少し身構えてしまうのではないでしょうか。実際に見るべきなのは「なぜ訳ありになったのか」と「わが家の年末年始に合うか」の2つです。ここでは、それを4つのポイントに分けて整理します。
ポイント1. 訳ありになった理由
訳ありの理由には、規格外、パッケージの変更、予約販売で余った分、返礼品向けに用意した在庫など、いろいろなものがあります。中身の品質に関わる理由なのか、販路や時期の都合なのかを商品ページで確かめましょう。理由に納得して選んだものなら、届いてから「思っていたのと違う」と感じにくくなります。
ポイント2. 家族の人数に合った量
おせちは「〇人前」「〇段重」で量が示されるのが一般的です。お得だからと大きな重箱を選んで食べきれなければ、家庭の中で新しい食品ロスが生まれてしまいます。大人と子どもの人数、元日以外にも食べるかどうかを考えて、少し控えめな量を選ぶのがおすすめです。
ポイント3. 冷凍か冷蔵か(保存と解凍)
冷凍おせちは日持ちしますが、食べる前に解凍の時間がかかります。冷蔵おせちは届いてすぐ食べられる一方で、食べられる期間が短めです。年末の冷凍庫・冷蔵庫に重箱が入る場所があるかも、注文の前に確かめておきたいところです。
ポイント4. 届く日と販売時期
訳ありおせちの中には、一般のおせちの予約が締め切られたあとに販売が始まるものもあり、通常のおせちとは買える時期がずれます。お届けの日時を選べないサービスもあるので、年末に受け取れる日があるか、帰省の予定と重ならないかを先に確かめておくと安心です。
この4つを基準に選ぶと、迷いにくくなります。
2. Life Hugger編集部おすすめ3選

4つのポイントをもとに、年末の過ごし方に合わせて3つのサービスを選びました。
早めに選んで、落ち着いて年末を迎えたい人:Kuradashi(クラダシ)
通常の販路で売れなくなった「ロスおせち」を特設ページで販売しており、2025年は11月から販売が始まりました。商品は送料込みの価格で表示されるので、ほかのおせちと支払額を比べやすいのも選びやすい点です。
年末ぎりぎりまで予定が決まらない人:ロスゼロ
一般の予約販売が終わったあと、余りそうなおせちを「おそち」として売り出す取り組みです。予約の締切を逃してしまった年でも、年末に近づいてから探せます。
重箱にこだわらず、好きなものを並べたい人:ロスオフ
在庫ロス品を扱うマーケットで、重箱のおせちに限らず、食卓に並べたいものを少しずつ選ぶ使い方に向いています。おせちが出ているかどうかはその時々の出品次第なので、ほかの2つと組み合わせて使うと安心です。
3. 訳ありおせち通販の比較表
| サービス名 | 訳ありの理由 | 販売時期(2025年の実績) | 届く日・配送 | 価格(税込・2026年10月時点) | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Kuradashi(クラダシ) | 通常の販路で売れなくなったおせち(2025年はふるさと納税の返礼品用も) | 2025年は11月から特設ページで販売 | 発送予定は商品ごとに異なる | 商品価格は送料込みで表示(基本送料550円)。クール便は1件330円〜715円を加算 | 2026年2月には季節が過ぎたおせちを販売する「おせちレスキュー」も実施 | 早めに選びたい人、送料込みで価格を比べたい人 |
| ロスゼロ | 一般の予約販売のあとに余りそうなおせち(「おそち」) | 2025年は12月12日の午後に販売開始 | 年末に配送 | 商品ごとに異なるため公式サイトで確認 | 予約販売が終わったあとに探せる | 予約を逃した人、年末に予定が決まる人 |
| ロスオフ | 出品ごとに商品ページで確認 | おせちの出品の有無は出品ごとに異なる | 出品ごとに商品ページで確認 | 出品ごとに商品ページで確認 | 在庫ロス品を扱うマーケット | 重箱にこだわらず、好きなものを選びたい人 |
料金は各社公式サイトの2026年10月時点の情報、販売時期は各社が発表した2025年の実績です。2026年の年末の販売期間と商品は、申し込み前に各社の公式サイトでご確認ください。
おせちに限らず、ふだんの食品ロス削減に使える通販サービスはフードロス削減につながる通販サービスの比較でまとめています。
4. こだわりで選ぶ訳ありおせち
共働きで年末は余裕がない家庭なら:Kuradashi(クラダシ)
12月に入ると、仕事納めに大掃除、帰省の準備と、気づけば「おせちを選ぶ時間がない」となりがちではないでしょうか。年末の段取りを少しでも軽くしたい共働き家庭には、早い時期から選び始められるKuradashiが合っています。2025年は11月から販売が始まりました。
共働き家庭におすすめなのは、11月の週末に家族で「今年は何人で、いつおせちを食べるか」を話し合っておくことです。特設ページが公開されたら、候補を2〜3個に絞り、冷凍なら冷凍庫、冷蔵なら冷蔵庫に重箱が入るかを確かめてから注文します。11月のうちに決めておけば、12月の頭の中から「おせち、どうしよう」がひとつ消えます。たったそれだけでも、慌ただしい年末に少し心のゆとりが生まれるはずです。
「元日に間に合わなくてもいい」という家庭には、年明けの楽しみ方もあります。Kuradashiでは2026年2月2日〜4日に、季節が過ぎたおせちを参考小売価格の最大80%OFFで販売する「おせちレスキュー」が行われました。お正月の慌ただしさが落ち着いた週末に、家族でゆっくり重箱を囲む。そんな余白のある年明けの過ごし方もあります。おせちロスが生まれる背景は、コラムおせちロスと、行き場を失ったおせちを救う取り組みで詳しく紹介しています。
予定が読めない・予約を逃した家庭なら:ロスゼロ
「年末に実家へ帰るかどうか、12月にならないと決まらない」「気づいたら、気になっていたおせちの予約が締め切られていた」。そんな年もあるのではないでしょうか。早めの予約が前提の一般的なおせちとは逆に、年末に近づいてから探せるのがロスゼロの「おそち」です。
帰省するかしないかで、自宅で用意するおせちの量は大きく変わります。家族の予定が固まってから人数に合った量を選べるので、「念のため多めに買って、結局食べきれなかった」を防ぎやすいのがよいところです。親族が集まる年は大きめ、夫婦と子どもだけの年は小さめと、その年の過ごし方に合わせて選び直せます。
使い方のコツは、12月に入ったら公式サイトの告知をこまめに確認しつつ、「何人前までなら食べきれるか」を家族で先に決めておくことです。予約販売の余りを引き受ける仕組みなので、どんな商品が出るかはその年にならないと分かりません。第一希望が見つからなかったときに備えて、Kuradashiの特設ページもあわせて見ておくと、年末に慌てずに済みます。
少人数で、好きなものだけ並べたいなら:ロスオフ
「重箱のおせちはそこまでいらない。好きなものだけ並べたい」。夫婦ふたりや一人暮らしで年末年始を過ごす方の中には、そう感じている方もいるのではないでしょうか。三段重を前に「食べきれるかな」と心配するより、食べたいものを少しずつ選ぶほうが、気持ちよくお正月を迎えられることもあります。
そんな方には、在庫ロス品を扱うマーケットのロスオフが選択肢になります。重箱という形にとらわれず、お酒に合う一品や家族の好物を少しずつ選んで、自分たちらしいお正月の食卓を作る。行き場を失いかけた食品を引き受けながら、量も中身も自分で決められるのが、この使い方のよいところです。
一方で、重箱のおせちを必ず用意したい場合は、Kuradashiやロスゼロとあわせてチェックしておくと選択肢が広がります。年末年始に限らずふだんの食材の買い方を見直したい方は、食材宅配サービスの比較も参考にしてみてください。
5. 訳ありおせちが買えるサービスの紹介
Kuradashi(クラダシ)
Kuradashiは、賞味期限が近い商品などを販売するフードロス削減のマーケットです。年末には「ロスおせち」の特設ページを設け、2025年はふるさと納税のポイント還元が10月1日に廃止された影響で、返礼品用に用意されたおせちが行き場を失ったと説明しています。同社の発表によると、2025年12月1日〜31日のおせちの販売件数は約13,000件で(2026年2月2日発表)、2024年(12月上旬〜年内)の約7,300件から大きく増えました。会員登録は無料で、購入のたびに支援先を選べます。
総合評価:販売の始まりが早く、送料込みの価格表示で比べやすいサービスです。日時指定ができない点を理解して選べば、年末の段取りを軽くしてくれます。
こんな人におすすめ:11月のうちにおせちを決めたい人、返礼品の余りなど訳ありの理由に納得して選びたい人、年明けのおせちレスキューも気になる人。
向いていない人:届く日時をきっちり決めたい人。注文後に予定が変わる可能性が高い人(お客様都合でのキャンセルはできません)。
良い点
- 商品一覧・商品ページが送料込みの価格で表示され、支払額が分かりやすい
- 購入時に支援先を選べ、買い物を通じて応援したい活動を選べる
- 年末の特設ページに加えて、年明けにもおせちを販売した実績がある
気になる点
- お届けの日時・配送業者を指定できない
- 冷凍・冷蔵のおせちはクール便代(1件330円〜715円・税込)が加算される
- 有料のプレミアム会員(月額550円・税込)は会員価格で買える特典で、送料無料の特典ではない
特設ページが公開されたら、どんなおせちが並んでいるかを一度のぞいてみてください。
ロスゼロ
ロスゼロは、一般の予約販売が終わったあとに余剰が見込まれるおせちを「おそち」として販売しています。2025年は12月12日の午後に販売を始め、年末に配送しました。同社は2025年の取り組みを「5年目」と発表しています。予約の時期を逃した家庭や、年末になって人数が決まる家庭の受け皿になる取り組みです。
総合評価:年末に近づいてから選べる貴重な選択肢です。ラインナップは年によって変わるので、告知をこまめに確認できる人に向いています。
こんな人におすすめ:年末の予定が12月まで決まらない人、予約の締切を逃してしまった人、家族の人数が決まってから量を選びたい人。
向いていない人:夏や秋のうちに特定の料亭・ブランドのおせちを確実に押さえておきたい人。
良い点
- 一般の予約販売が終わったあとでも探せる
- 予約販売の余りを引き受けるので、行き場のないおせちを減らせる
- 何年も続いている取り組みで、年末の選択肢として覚えておきやすい
気になる点
- どんな商品がどれだけ出るかは年によって変わる
- 2026年の販売時期と商品はまだ発表されていない
ロスオフ
ロスオフは、在庫ロス品を扱うマーケットです。重箱のおせちにこだわらず、年末年始の食卓をロス品で少しずつ整えたいときの選択肢になります。おせちが出品されているかどうか、送料やキャンセルの条件は出品ごとに異なるため、購入前に商品ページで確かめておきましょう。
総合評価:おせち専門のサービスではありませんが、食べたいものを自分で選ぶ年末年始に向いています。重箱のおせちを買うサービスと組み合わせると選択肢が広がります。
こんな人におすすめ:好きな品だけを少しずつ並べたい少人数の家庭、おせち以外の食品ロスにも目を向けたい人。
向いていない人:重箱に詰められたおせちを確実に用意したい人。送料や条件を一つずつ確かめるのが手間に感じる人。
良い点
- 重箱という形にとらわれず、食べたいものを選んで買える
- おせち以外の在庫ロス品にも目を向けるきっかけになる
気になる点
- おせちが出品されているかは、その時々の出品次第
- 送料やキャンセルの条件は出品ごとに違うため、商品ページで確かめる必要がある
年末年始に食べたいものを思い浮かべながら、どんな品が並んでいるかを眺めてみるところから始めてみてください。
6. 届いてから慌てないための注意点
「訳ありおせちに興味はあるけれど、届かなかったり、余らせたりしたらどうしよう」。初めてだと、そんな不安もあるのではないでしょうか。事前に確かめておきたいのは、届く日・保存・キャンセル・購入するサイトの4つです。
届く日は「指定できない」前提で組み立てる
Kuradashiのように、お届けの日時を指定できないサービスがあります。発送予定は商品ページや注文完了メールに書かれているので、注文前と注文後の両方で確認しましょう。帰省で家を空ける期間があるなら、発送予定日と重ならない商品を選ぶか、受け取れる家族に相談しておくと安心です。
保存場所と解凍の時間を先に確保する
冷凍おせちは、食べる日から逆算して解凍を始める必要があります。解凍の方法と解凍したあとに食べられる期間は商品ごとに決められているので、届いたらまず同梱の説明書きを読みましょう。年末は冷凍庫・冷蔵庫が混みがちなので、注文した時点で重箱が入るスペースを空けておくと、受け取りの日に慌てずに済みます。
キャンセルの決まりを確認してから注文する
Kuradashiでは、注文後のお客様都合によるキャンセルはできません。品質に問題があった場合は、商品が届いてから3日以内に問い合わせフォームから連絡します。届いたらすぐに中身を確認する、ということも年末の段取りに入れておきましょう。ロスゼロやロスオフも、注文前に商品ページでキャンセルの条件を確かめておくと安心です。
公式サイトから購入する
Kuradashiは2024年11月14日付で、悪質な類似サイトへの注意を呼びかけています。年末はお得な情報が多く出回る時期なので、ブックマークや公式のメールマガジンから公式サイトにアクセスするのが安全です。
7. 訳ありおせちは年末の過ごし方に合わせて選ぶ
ここまで確かめておけば、訳ありおせちはぐっと身近な選択肢になります。どのサービスが合うかは、おせちそのものの良し悪しよりも、「わが家の年末をどう過ごしたいか」で決まるのではないでしょうか。
- 11月のうちに決めて、12月を身軽に過ごしたい:Kuradashi(クラダシ)の特設ページから選ぶ
- 家族の予定が固まってから、人数に合った量を選びたい:12月に入ったらロスゼロの「おそち」の告知を確認する
- 重箱にこだわらず、好きなものを少しずつ並べたい:ロスオフで食べたいものを探し、必要ならほかの2つと組み合わせる
- 元日にこだわらず、落ち着いてから楽しみたい:年明けの「おせちレスキュー」のような取り組みに目を向ける
どれか一つに決めきれなくても大丈夫です。早めに候補を見ておき、年末の予定に合わせて最後に選ぶ。そんな気負わない付き合い方でも、行き場を失いかけたごちそうを食卓に迎えることにつながります。
訳ありおせちは、安く買えるからだけでなく、行き場を失いかけたごちそうを家族の食卓で引き受けるために選ぶものです。訳ありの理由、家族の人数に合った量、冷凍・冷蔵の違い、届く日と販売時期の4つを見ておくと、迷いにくくなります。
早めに決めたい共働き家庭にはKuradashi(クラダシ)、予定が読めない家庭にはロスゼロの「おそち」、好きなものを少しずつ並べたい家庭にはロスオフが合っています。Kuradashiは2025年は11月から販売を始めており、2026年の販売情報も特設ページで発表される見込みです。
販売が始まったら、気になるおせちがあるか一度のぞいてみる。最初はそのくらいの気持ちで十分です。
おせち選びにかかる手間と迷いを減らして生まれた「余白」を、あなたなら年末年始のどんな時間に使いますか。
※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
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