株式会社スープストックトーキョーは、「私もおいしい、未来もおいしい。」をテーマにしたサステナブルな取り組みを行っている。全国60店舗を展開し安心・安全で味わい深いスープを提供するスープストックトーキョーが、食品ロス削減をはじめとした持続可能性のある自社商品作りにチャレンジ中だ。
第一弾ともいえる9月のメニューは、表面に斑点や変色があり流通から外されてしまっていた梨を南インドのトマトスープ仕立てにした「梨のラッサム」(※単品での販売は終了しています)や、形や食感が劣化してしまった全粒粉パンをスープに入れたイタリアの家庭料理「赤いリボリータ」(※なくなり次第終了)、産地カナダでは捨てられてしまうオマール海老の頭を使った「オマール海老のビスク」(常時販売中)が展開された。
10月からは、流通できない完熟無花果(いちじく)を使用した「無花果チャツネのキーマカレー」や規格外で流通できない魚(未利用魚)を使った「長崎県五島産すり身団子のスープカレー」、「すじ青のりとちりめんじゃこの出汁粥」、「和田さんのかぼちゃのスープ」といったラインナップを予定している。
「すじ青のりとちりめんじゃこの出汁粥」と「和田さんのかぼちゃのスープ」は、気候変動などによって生産量が減っている食材を積極的に採用した意欲作となっている。
公式オンラインショップでは、「私もおいしい、未来もおいしいセット」も販売する。本記事で紹介した7つのサステナブルスープのうち、オマール海老のビスク、無花果チャツネのキーマカレー、赤いリボリータ、和田さんのかぼちゃのスープが2個ずつ入っている特別セットだ。こちらは、10月5日(水)12時より販売開始予定で、1セット送料込み5,970円(税込)となっている。
各サステナブルスープの販売店はイートイン店舗「Soup Stock Tokyo外食店舗」と冷凍スープ販売店「家で食べるスープストックトーキョー」全店舗となっている。取り扱い店舗や販売期間が異なるので公式による特設ページ「私もおいしい、未来もおいしい。」で事前に確認しておこう。
特設ページではほかにも、各スープの制作秘話や食材・調理法の解説、スープストックトーキョー店舗内のサステナブルな取り組み、さらに全国各地を駆け回り、食材の調達や新商品開発、生産者たちとのコミュニケーションを行っている商品部バイヤー・松尾琴美氏のインタビューも読むことが可能だ。
もっと幅広い層の人が気軽に利用できるファストフード店を作りたいという思いから生まれたスープストックトーキョー。世界中の食材や新しいメニューを楽しめるのも魅力だ。この10月はぜひ、サステナブルスープも試してみよう。
【参照サイト】Soup Stock Tokyo
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斉藤雄二
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