いつもの「ギョーザ」で資源循環を後押し。味の素冷凍食品が目指す「えらぶだけでサステナブル」な仕組み

味の素冷凍食品

環境に配慮した暮らしをしたくても、忙しい日々の中で手間のかかることを続けるのは難しいーそんな方に、嬉しいニュースが飛び込んできました。それが、味の素冷凍食品が推進する、生活者が無理なく環境貢献の輪に加われる仕組みづくりです。2026年3月18日の記者発表会で発表された、主力商品「ギョーザ」における資源循環の取り組みをご紹介します。

味の素冷凍食品 ギョーザ

記者発表で提供された、味の素冷凍食品の「ギョーザ」。資源循環の取り組みから生まれたキャベツが使用されている。

捨てるはずの野菜の芯が、再び「ギョーザ」の具材に

工場で「ギョーザ」を製造する過程では、どうしてもキャベツの芯や成型不良といった食品残渣(ざんさ)が発生します。味の素冷凍食品は2021年以降4年連続で資源化率100%を達成してきましたが、今回さらに一歩進んだ「資源循環スキーム」を完成させました。それは、工場から出た残渣を地元の業者と協力して堆肥化し、提携する農家へ提供。そして、その堆肥で育ったキャベツやニラを、再び「ギョーザ」の原材料として買い取るという仕組みです。

2023年に四国工場からスタートしたこの取り組みは、2026年1月、「ギョーザ」を製造する国内全4工場での導入へとつながりました。
資源循環

我慢を強いない、新しいサステナビリティの形

同社が生活者の意識調査を行ったところ、「環境配慮には我慢や犠牲が必要」「実感が湧かない」といった声が多く上がりました。そこで同社が新たに掲げたのが、「ノーチェンジ&ノーストレス えらぶだけでサステナブル」というスローガンです。

これは、生活者に努力や我慢を求めるのではなく、企業側が商品の製造工程(サプライチェーン)を環境に配慮したものへと再設計するというアプローチです。私たちは、いつものスーパーでその商品を選ぶことが、こうした企業のフードロス削減や資源循環の取り組みを応援することにつながっていきます。
えらぶだけでサステナブル

手間とコストの壁を越えた、農家との連携

「ごみを堆肥にし、再び自社の野菜として育てる」という循環は、実は非常にハードルが高い取り組みです。農家にとっては新しい栽培方法への挑戦にリスクが伴い、堆肥の輸送コストや手間もかかります。

これらの壁を乗り越えるため、同社の調達担当者は直接生産地に何度も足を運びました。農家と密に情報交換し、収穫の共同作業を手伝うなど、地道なコミュニケーションを重ねることで強固な信頼関係を築き上げたのです。

こうした企業の地道な取り組みは国からも評価されており、農林水産省の「食料システム法」に基づく認定制度において、国内初となる4計画すべてでの認定取得を果たしています。

まとめ

「えらぶだけでサステナブル」という考え方は、忙しい現代のライフスタイルに寄り添った企業の新たな挑戦と言えます。

今日の夕食やお弁当に、おいしい「ギョーザ」を選ぶ。その日常の選択が、回り回って地球環境の保全や農家の支援を目指す取り組みにつながっていきます。買い物の際に、ふとパッケージの裏側にある企業のストーリーを思い出してみてはいかがでしょうか。

【参照サイト】味の素冷凍食品株式会社

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Life Hugger 編集部

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