今、話題の新食材!規格外野菜を使った栄養豊富な野菜シート「VEGHEET」

ベジート

規格外野菜という言葉を聞いたことがあるだろうか。規格外野菜とは、大きさや形、色などが市場で定められた規格から外れている野菜のこと。正確な統計があるわけではないが、農林水産省の作況調査から推定すると、廃棄量は年間200万トン近くになると考えられる。キズがあったり、形が曲がっていたりする規格外野菜は市場で流通されにくく、その多くが廃棄処分されているのが現状だ。

しかし、味や品質は規格品に劣らないことから、現在規格外野菜を活用したさまざまなアイデアが生まれている。そのひとつが今回紹介する「VEGHEET(ベジート)」だ。

べジートは、野菜のおいしさと栄養分を凝縮した野菜シートのこと。原料は、規格外野菜と寒天のみで、ペースト状にした野菜に寒天を入れ、海苔の製法からヒントを得た乾燥機を使って、厚さ0.1 mm に仕上げた。約20年もの歳月をかけて研究を繰り返し、2017年にようやく量産化に成功した。

べジートは​、食品添加物や化学調味料は使用せず100%植物性で、アレルゲンフリーなため安心して食べることができる。また栄養素が豊富で、ベジート1枚で人参半分の食物繊維を摂取でき、60歳以上の女性で毎日1枚、男性で2枚摂ると、1日の食物繊維不足分が補給できる量となっている。2年もの長期保存が可能なため保存食にも最適だ。シート状になっているので、巻く、混ぜる、飾るなど料理の幅を広げることができる。

VEGHEET(ベジート)

水分の含ませ方によって、ジェルやスープにも自在に変化するので、アイデア次第でレシピも無限大だ。そのままかじって食べることもできる。現在、人参、大根、カボチャ、トマト、ほうれん草のシートが発売されていて、野菜嫌いの子どもでも抵抗なく野菜の栄養をとることができる新食材として注目を集めている。

ベジートは、健康的・おいしい・便利といった「自分へのGood」と、環境配慮や社会福祉などの「他者へのGood」の両立をめざす、ソーシャルグッドな商品のマーケットプレイス「Good Good Mart(グッドグッドマート)」で購入が可能だ。

地元農家で廃棄される規格外の野菜を、適正な値段で仕入れることで、フードロスという社会問題を解決し、農家の所得安定にもつながっている。生産者、消費者、そして地球にやさしい規格外野菜を活用したべジート。興味がある人は、この機会に一度手にとってみてはいかがだろうか。

【ウェブサイト】VEGHEET(ベジート)
【ウェブサイト】自分にGood・地球にGoodな通販サイト|Good Good Mart(グッドグッドマート)
【参照サイト】農林水産省作況調査

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河端 麻紀

愛知県で働く30代のフリーランスライターです。旅行関連の記事を得意としています。SDGsについては現在勉強中で、働きがいも経済成長も感じられる社会を目指しているところです。休日は映画鑑賞とジョギングを楽しんでいます。