動物由来の素材を一切使用しないアニマルフリー製法で知られるイタリアのアウターブランド「SAVE THE DUCK(セーブ・ザ・ダック)」の、2022年秋冬コレクションが揃うポップアップストアが全国30カ所以上でオープンする。
その中でも、9月14日にオープンした東京・丸ビル(東京都千代田区丸の内)のストアは、購入客に先着プレゼントを進呈するなど、同ブランドの魅力に触れられる旗艦店だ。今回、Life Hugger編集部で、オープンしたばかりの丸ビルポップアップストアに行ってきたので、写真と共にレポートしたい。
SAVE THE DUCKは2012年に「動物・環境・人に配慮した製品を作る」という理念のもと、イタリア・ミラノで誕生。
“世界中で羽毛を搾取され続けているダックを守る”として、ダウンの代替に独自開発した高性能素材「PLUMTECH(プラムテック)」を中綿として使用している。ヴィーガンのクライマーがプラムテックを採用した特注のマウンテンスーツを着用してエベレストやK2の登頂に成功し、リアルダウンに匹敵する軽さと高い保温性、通気性、速乾性を実証してみせた。
22年の秋冬コレクションも、ブランドの方向性を引き継ぎ、リサイクル素材などを使用したサステナブルなスタイルを提案している。
クリーンで滑らかな素材が特徴的な「GRIN」シリーズは、PETボトルのリサイクル素材を100%使用。また、どんな天候にも対応できる最高のパフォーマンスを備えた「ARCTIC」シリーズは、高性能な機能面に加え、トレンドを反映したデザイン性や豊富なカラーバリエーションを展開。アウトドアにおける防寒機能やトレンド性も兼ね備える。
22年の春夏コレクションから開始した野生動物の保護に取り組む自然保護団体「WildAid」とのコラボレーションを継続。絶滅危惧種に指定されているサイ、トラ、ペンギン、ライオン、ゾウの5種類の野生動物がモチーフになったカプセルコレクションをラインアップ。
【参考サイト】WildAid
また、英国人デザイナー、エドワード・クラッチリー氏とのコラボによるカプセルコレクションも続投。「未来的なアプローチで再構築したエレガントなスタイルでありながらスポーティシック」に仕上げ、あらゆるシーンに適したスタイルで提案する。
丸ビルのストアは約83㎡の売場面積で、メンズ、キッズのほか、雑貨を含めたフルラインナップ。2023年3月31日まで、ポップアップストアとしては長期のオープンを予定している。営業時間は平日と土曜、午前11時から午後9時、日・祝日は午後8時まで。
店内にはSAVE THE DUCKのアイテムがズラリと並ぶ。環境問題にいち早く取り組み、サステナブルなものづくりをしているSAVE THE DUCK。同社の商品を実際に手に取り、これだけ見られる機会は貴重だ。 実際に着用してみると、軽くて温かく、色のバリエーションも豊富なので、お気に入りの1着が見つけられそうだ。その他、ニット帽など小物類の品揃えも充実。「気になるアイテムがある」「実際にSAVE THE DUCKの商品を手にとってみたい」という方は、丸ビル店をはじめ、全国のポップアップストアをぜひ訪れてみてほしい。
【SAVE THE DUCK ポップアップストア情報】
8/26~1/31:ルクア1階(WOMAN,MAN)
9/21~2/14:横浜高島屋4階(WOMAN,MAN)
9/14~2/21:大阪タカシマヤ3階(WOMAN,MAN)
9/14~3/31:丸ビル1階(WOMAN,MAN,KID)
10/5~3/28:日本橋高島屋3階(WOMAN,MAN,KID)
-近日開催予定-
10/19~10/25:伊勢丹新宿店本館1階(WOMAN,MAN)
10/19~11/1:丸井今井札幌本店大通館3階(WOMAN,MAN)
10/25~11/7:そごう横浜店3階(WOMAN,MAN)
10/26~1/17:伊勢丹新宿店本館2階(WOMAN)
その他のポップアップストア情報は、POPUP STORE情報 SAVE THE DUCK。
【参照ページ】SAVE THE DUCK|セーブ・ザ・ダック
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富永周也
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