旅先でお土産を選ぶときは、どんなところに注目しているだろうか。贈る相手の好物や地元イチオシの特産品も魅力的だが、買った人も貰った人も、そして地球も喜ぶサステナブルなお土産もおすすめだ。
福岡土産の定番「めんべい」の製造販売を手掛ける福岡市の老舗メーカー・株式会社山口油屋福太郎は、めんべいの製造工場に太陽光発電システムを導入し、環境負荷の低減を行う。
![添田町めんべい工場](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2123/02/sub4-1.jpg)
同社が所有するめんべい製造工場は、2023年2月現在で3つある。いずれも廃校や元酒蔵を再活用した物件であり、添田町めんべい工場も旧田川商業高校の校舎を再利用したもの。今回の太陽光発電システムで製造されるめんべいは、年間約50万枚を計画している。
![山口油屋福太郎、めんべい製造工場に太陽光発電システムを導入](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2123/02/sub2-1.jpg)
山口油屋福太郎の看板商品でもあるめんべいは、じゃがいもデンプンをベースに、同社がかねてから扱っている自慢の博多明太子、いか、たこといった海鮮を練りこんだ薄焼きせんべいだ。誕生は2001年とまだ20年ほどしか経っていないにも関わらず、すでに福岡土産として定着している。
オーソドックスなプレーン味から、ねぎ、マヨネーズ、辛口、かつお、焼きカレーなどの基本ラインナップに加え、福岡県内の特産品とコラボした「ご当地めんべい」や、九州各地や沖縄県とのコラボめんべいもある。
![株式会社山口油屋福太郎](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2123/02/8d8263288383c32b37205fed205d9c26.jpg)
画像出典:株式会社山口油屋福太郎
今回紹介した添田町めんべい工場は、無料で工場見学も実施している。スタッフによる製造過程の説明から、試食・その場でのめんべい購入に加え、めんべいの手焼き体験もあり、焼きたてのめんべいが味わえるとのこと。1回500円で約8cmの通常サイズが9枚分焼けるが、1枚の大きなめんべいを焼くといったことも可能だ。詳しくは、山口油屋福太郎公式サイトを参照してみてほしい。
旅先の思い出話と一緒に、お土産についても話すことで、社会課題や解決への取り組みを知ってもらうきっかけになるかもしれない。山口油屋福太郎のこれからのチャレンジにも注目していこう。
【参照サイト】株式会社山口油屋福太郎
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斉藤雄二
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