代替肉(プラントベースミート)とは・意味

代替肉(プラントベースミート)とは?

代替肉(プラントベースミート)は、大豆やえんどう豆などの植物を100%主原料とする代替肉です。肉とは言え、原料に動物由来の食材は含まれていません。見た目をはじめ、香りや色、味や食感までを限りなく生肉に似せて作られていて、ハンバーガーのパテや、ソーセージ、ミートボール、ナゲット、ひき肉、またエビや魚に見えるようなタイプまで、さまざまな種類がそろっています。

使い方は簡単で、いつもの料理をする要領で、レシピのお肉を植物性の代替肉に替えて料理するだけです。代替肉は、プラントベースミートの英語表記Plant-Based Meatの頭文字を取って「PBM」と表されることもあります。他にも「もどき肉」、「大豆ミート」、「フェイクミート」、「ソイミート」などとも呼ばれます。

代替肉はこれまで、ヴィーガンやベジタリアンといった菜食主義者からの支持を得てきました。しかし近年、気候変動をはじめとする環境問題や健康、食糧問題、動物愛護、食の安全といった理由からアメリカやヨーロッパで注目を集め、日本でも知られるようになってきました。

日本で購入可能な代替肉

  • ネクストミーツ(牛肉そっくりの焼肉用代替肉「NEXTカルビ」、「NEXTハラミ」などを、焼肉店やスーパーの精肉売り場で販売)
  • オムニミート(ひき肉そっくりの代替肉。通販で購入可能)

最近では、チェーンのカフェやレストラン、スーパーやコンビニエンスストア、またオンライン通販など、代替肉を購入できるところが増えてきています。

代替肉を食べるメリットは?

世界中で肉の大量生産が環境破壊を引き起こしていて、家畜を育てる工場を作るための大規模な森林破壊が問題になっています。また、工場から出る排せつ物などが地球温暖化の原因になっています。さらに、家畜を育てるためには大量の水や餌も必要で、世界の飢餓問題の原因となっています。

一人が肉を食べる量を減らすことは、地球環境を守ることに繋がります。また、加工肉や赤身の肉の食べ過ぎは、ガンや心臓病、糖尿病との関連が指摘されており、食べる量を減らすことで、これらの疾患にかかる可能性を下げることが期待できます。

【参照サイト】プラントベースミートって何?ベジタリアンでも食べられるお肉とは|植物性料理研究家協会
【参照サイト】NEXT MEATS | 代替肉開発スタートアップ【ネクストミーツ株式会社】人工肉・代替肉・植物肉
【参照サイト】OMNIPORK

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