お菓子づくりの材料は「量り売り」が便利。ロースイーツのブリスボール作ろう!【イベントレポート】

2024年7月5日、LifeHugger初のオフラインイベント「量り売りの材料で、ロースイーツを作ってみよう」を開催しました!

今回のイベント会場はLifeHuggerが2度取材をさせてもらったことのある東京三鷹の「量り売りとまちの台所 野の」。JR三鷹駅南口の商店街を少し歩いたところにある、丁寧で心地よい暮らしを提案する、カフェと量り売りの店です。

今回のイベントではロースイーツのブリスボールを作りました。この記事では当日のイベントの様子をレポートします。

体にも心にも優しいスイーツを

ロースイーツは、RAW(生の)SWEET(スイーツ)の意味で、非加熱(48度以下)で作るスイーツです。旬のフルーツやナッツ類が主な材料で、加熱をしないことから酵素やビタミン、ファイトケミカルなど栄養素をそのまま摂取することができます。

今回作ったのはロースイーツの中から、見た目も鮮やかで簡単に作れる「ブリスボール」。ブリスボールは、ドライフルーツやナッツで作るオーストラリア発祥のお菓子です。砂糖・添加物不使用、グルテンフリーなので、身体に優しく罪悪感を感じずに食べられます。

講師は、三鷹でスパイス薬膳料理とお菓子教室を主催しているクータスタさん。実家はお肉屋さん、大学では水産を勉強し、卒業後は癌の研究機関に勤務。その時に癌にかかった人をたくさん見て、癌にならないようにするためにできることはないかとスパイスや薬膳を使った料理やお菓子を教えたり、お店で提供したりしています。

講師のクータスタさん

ブリスボールは、ナッツとデーツを混ぜたものを丸めて、好みの粉で味をつけて作ります。

ナッツは素焼きしているものではなくて生カシューナッツや生アーモンドと書いてあるものを使用し、消化を阻害する酵素を抜くために水抜きをします。ローにこだわらず素焼きのナッツを使用する場合は、水抜きの必要はありません。酵素を抜いたナッツをくだいて、種をむいたデーツと混ぜます。

今回は、ここまでの工程が済んだものを準備してくれたので、丸めて好みの味をつけるところをおこないました。

砕いたナッツとデーツを混ぜ合わせたもの。

まずは味をつける前の状態で一度試食をしてみました。デーツ単体だと食べにくいと感じる人もいると思いますが、ナッツを加えるだけでとても食べやすくなっており、何も加えなくてもみなさんおいしいとおっしゃっていました。

一口サイズに丸めていき、カカオニブ、紫いもパウダー、抹茶、粉糖、植物性色素、ココアなど各自が好みのものを選んでまぶしていきました。

「この色は何味?」「これつけてみたい」など参加者同士が話しながら、和気あいあいとした雰囲気で作ることができました。

今回味付けに使用した粉。

最後は箱に詰めて完成です。今回はお土産として持ち帰っていただきました。

帰宅後に子ども達と食べたのですが、あっという間に完食しました。

お菓子の材料を揃える場合、袋詰めされている市販品のものだと、すべてを使い切れず、捨ててしまうという可能性もありますが、量り切りで材料を揃えることができれば必要な分だけを購入することができるので、結果的にお金も資源も無駄にすることがないのでおすすめです。

ソイミートを手軽に取り入れるコツ

その後は、ランチで使うソイミートのおいしい使い方を教えてもらいました。

野ので売っているソイミートを使います。

カレー1人分にはソイミートを10gを使います。水を加えると3~4倍に膨らむそうです。

調理する前のソイミート。

ソイミートはお肉の代用品として注目されていますが、大豆特有の風味があり、食べにくいと感じる方が少なくないでしょう。醤油と砂糖を加えて、表面に少し焦げ目をつけるように焼くと、大豆臭くならず肉そぼろのように楽しめるそうです。

醤油と砂糖を加えて油で炒めます。

カレーのおいしそうなにおいがお店中に広がっていました。

地域の人の居場所を目指して

カレーを煮込んでいる間に会場の「野の」について紹介してもらいました。

説明してくれた野のの藤田さん。

地域の居場所として誕生した野の。当初は量り売りしか考えていなかったそうですが、自分たちの食材を紹介したり、試しにお店を始められる場所としてシェアキッチンも合わせた現在のような形にしたそうです。

作り手の顔が見えること、環境に負荷をかけないもの作りをしていること、日常的に使いたいもの、買いたいと思えるものであることなど自分たちで考えた5つの商品選定基準をクリアした商品を置いており、おしゃれなものではなく毎日使えるものを多い取り扱っています。

商品の良さを伝えるために講座を不定期で開いたり、気候変動や暮らしのことを地域の人たちと一緒に考える場を提供しています。量り売りは安くはないですが、市販品の量を使い切れない場合や、ちょっと試してみたい場合など、自分の必要な量を少量から買うことができる場所です。使い切れないものを買って捨てるのではなく、量り売りという選択肢があることを知って、気軽に利用して欲しいとのことでした。

日常に無理なく取り入れられるサステナブルな行動を

その後、カレーの準備が整ったので、クータスタさんオリジナルのスパイスキーマカレーを楽しみながら、編集部と参加者で交流しました。

今回いただいたソイミートを使ったクータスタさんオリジナルのスパイスキーマカレー。

参加者の方々からは、今回のイベントに対して次のような感想があがりました。

「身近な場所に量り売りがあるのを知らなかった」

「量り売りのお店に入るのが初めてだったけれど、もっと気軽に利用してみたい」

「ロースイーツ作りは初めてだったけれど、夏休みに子どもと一緒に作ってみたい」

「ロースイーツは難しそうなイメージがあったけれど、これなら自宅でも作れそう」

「子育て中なので、難しいことや手間がかかることは続けられないから、自分ができることから始めていきたい。その一つが量り売りの利用だと思う」

話しながらカレーを食べました。

サステナブルなことというとストイックなイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、環境に配慮して生産している生産者を応援する、体にやさしい食べ物を選んでみる、量り売りを利用して食品ロスをなくすなどできることはたくさんあります。「サステナブルって難しそうだけど、簡単にできることって意外とあるんですね」という声が聞けたことが嬉しかったです。

カレーはスパイスをたっぷり使っているのに優しい味で、言われなければソイミートを使っているとはわからないほど。参加者の半数以上の方がカレーのお代わりをされていたのが印象的でした。

さいごに

LifeHuggerはサステナブルな暮らしの応援メディアとして誕生しました。日々サステナブルな情報にふれている編集部ですが、忙しい中でサステナブルな暮らし、環境に優しい丁寧な暮らしを実践することの難しさも感じています。参加してくれた方との会話を通して、少数の人が極めるストイックなものではなく、みんなが今よりも少しでもサステナブルに暮らせるような情報を届けていけたら──そんな風に感じられたイベントでした。

【参照ページ】量り売りとまちの台所 野の
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Life Hugger 編集部

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