島根県沖に浮かぶ離島・海士町(あまちょう)の「株式会社 風と土と」は、出版部門である海士の風から昨年発売した「スローフード宣言――食べることは生きること」の一周年を記念し、今秋に著者のアリス・ウォータースを招聘(しょうへい)することを決定。オーガニックの母が来日するのは約5年ぶりとなる。
世界的に影響力のあるアリス氏と全国を旅し、日本に根づいた”地域を豊かにする食”と “生かしあう経済” を共に学び、彼女が何を感じ、語るのか。その様子を映画化し、日本から生まれる希望を世界に届けることを目的に、映画製作が企画された。
その映画制作資金を、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて募集開始する。期間は2023年9月21日(木)~10月31日(火)、募集金額は1,000万円を目指す。映画は2024年初春に公開予定だ。
世界中でオーガニックの母と称される、アリス・ウォータース氏は、予約の取れないレストラン「シェ・パニース」と、学校教育を変えた「エディブル・スクールヤード」の創始者である。御年79歳の彼女の、最初で最後となる日本発のドキュメンタリー映像制作だ。
アリス氏の来日に向けたメッセージはこちら
この度の来日で、アリス氏は10日間で8ヶ所を回る予定だ。各地域で貫くテーマは、著書「スローフード宣言」での提案通り、「スローで人間らしい価値観をいかに取り戻すか」だ。旅するアリス氏の呟きの一つひとつや注ぐ眼差しには、未来へのヒントが溢れているに違いない。その知恵を、巡る地域やプロジェクトチームの中だけに留めるのはあまりにももったいない、より多くの人に届けたいという想いが、この映画製作のきっかけとなった。
また、アリス氏を迎えるのは、クリエイティブチームjamを含み結成された、「アリス来日プロジェクトチーム」。
クラウドファンディングの目標金額が達成されたあかつきには、来日ツアー後にカリフォルニアへ赴き、「シェ・パニース」や「エディブル・スクールヤード」、カリフォルニア大学デイヴィス校で準備中の「エディブル教育のためのアリス・ウォータース研究所」も取材し、より多くの知恵と事例を携え、映画を完成させるとしている。
≪期間≫2023年9月21日(木)~10月31日(火)
≪募集金額≫1,000万円
≪返礼品≫
■<限定70枚!>ここでしか手に入らない!【アリスの手書き刺繍 “We Are What We Eat” 入り群言堂の藍染、特別仕様のエプロン】
■<ペアチケット限定15組(30人)!>
■【大規模に、熱烈応援!】1年間、何度でも自主上映会を開催できる権利+スピーカー招聘権
スピードと便利さを追求し過ぎた結果、私たちの食生活はどこか本来の人間らしさを見失っているのかもしれない。アリス・ウォータースの提案する「スローフード」は単にスローで不便な食生活を指すのではなく、食べることを通じて「人や自然を生かし合うつながり」を取り戻す大切さ、楽しく豊かな世界を創る方法を教えてくれているのだ。
このたび映像化することで、その価値観を次世代に残していくことが可能になる。さらにクラウドファンディングに参加することで、そのサポートの一部を担うことにもつながるのだ。アリス氏の想いに賛同し、この活動に関心が湧いたら、ぜひクラウドファンディングへの参加を考えてみよう。
【クラウドファンディング】<映画化!> アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と “生かしあう経済”
【参照サイト】海土の風
mia
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