【参加レポート】映画を通して食の未来を考える一夜。「FOOD MADE GOOD 映画祭 vol3」

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サステナブルな食に関心を持つ人々が集うイベント「FOOD MADE GOOD 映画祭」。その第3回目が2025年7月10日(水)に開催されました。「映画をいっしょに見て、考え、話し、食べて飲む」というコンセプトのもと、当日は35名が参加。今回は、映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』の上映を通じて、食と生命のつながりを深く見つめる貴重な一夜となりました。
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映画を通して、未来の食に関する共感と対話が生まれる場所

「FOOD MADE GOOD 映画祭」は、一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(SRA)が主催するイベントです。映画という共通体験を通じて食の未来を考え、新たなつながりと学びを生み出すことを目的としています。

今回上映されたのは、ドキュメンタリー映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』で、16歳の環境活動家ベラとヴィプランが、気候変動の先にある「第6の大量絶滅」の危機に立ち向かうべく旅に出る物語。人間と動物との関係、そして私たちの食生活が地球環境に与える影響について、改めて深く考えさせられる作品でした。

上映後には、豪華なゲストを交えたトークセッションが行われました。ファシリテーターを務めたNew Heroの髙島太士氏が場をリードし、株式会社innovation designの表秀明氏、一般社団法人サステナブルラベル協会の山口真奈美氏、そして日本サスティナブルレストラン協会の代表の下田屋毅氏が専門的な知見と自身の想いを語りました。

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会場全体を巻き込んだ対話では、参加者からも活発な意見が飛び交い、映画から受け取ったメッセージを多角的に深掘りする、非常に充実した時間となりました。

会場「KIGI」の様子とサステナブルな料理

会場となったのは、東京・永田町にある「とれたて魚と野菜の小料理 KIGI」。 イベントのために用意されたのは、前田シェフによる心のこもった特別料理の数々でした。「クックたかくら」から届けられた安心安全な食材が、サステナブルなストーリーと共に一皿一皿を彩ります。

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映画のテーマと呼応する料理を五感で味わうことで、食の大切さや生産者や地球そのものへの感謝の念が自然と湧き上がってきます。温かな雰囲気の中、食事を囲みながら感想を語り合う時間は、まさに「食を通じたコミュニティ」そのものでした。

このイベントは、映画、食事、そして対話。これら3つの要素が融合し、知識として学ぶだけでなく、心と体で「サステナビリティ」を体感できるのがこのイベントの最大の魅力だと感じました。
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誰もが食の未来を自分ごととして捉え、行動したいと願っていると思います。お酒を飲みながら映画を楽しみ、美味しい食事を囲みながら映画の感想を共有し未来の食について語り合う。そんな時間を過ごしたい方はぜひ会場に足を運んでみてください。

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次回開催は10月9日!食にまつわる重要な月間に

次回の「FOOD MADE GOOD 映画祭」は、10月9日(水)に開催が予定されています。10月は「世界食料デー月間」と「食品ロス削減月間」という、食に関する重要なテーマが重なる月です。

SRAの最新のイベント情報は、イベントのPeatixページをフォローすることで、いち早く受け取ることができます。食の未来について考える仲間とつながる機会をどうぞお見逃しなく。

【参照サイト】一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(SRA)
【参照サイト】とれたて魚と野菜の小料理 KIGI
【参照サイト】クックたかくら

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Life Hugger 編集部

Life Hugger(ライフハガー)は暮らしを楽しむヒントを紹介するウェブマガジンです。消費や暮らしをサステナブルな方向へと変えていきたいと考えている人に向け、サステナブルなライフスタイル、丁寧な暮らし、子育て、農と緑、健康、家事、レジャーなどに関する情報を紹介しています。
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