2foods(トゥーフーズ)は、株式会社TWOが手掛けるプラントベースフードブランドです。植物由来の原材料を使用した食品を無理なく継続できるよう、ヘルシーさだけでなくジャンクさを取り入れ、美味しさを追求しているので、ヴィーガンやダイエット中などの限られた人向けのものでなく、誰もが気軽に楽しむことができるようになっています。
前回の記事では、動物性原料不配合のプラントベースオムライスの開発について、株式会社TWOの代表取締役CEOの東さんと、開発担当者の鈴木さんにお話を伺いました。
今回はLifehugger編集部が、2foods渋谷ロフト店にて複数の商品を試食させていただきながら、株式会社TWOの広報をされている牧野さんにお話を伺いました。
今回試食させていただいたのは、今春から販売されているオリジナルのプラントベースのハンバーガー「スパイシージャンクバーガー」と「濃厚てりやきアボガドバーガー」の2種類、ふわもち食感にこだわった2foodsオリジナルプラントベースドーナツ「ラズベリーピスタチオドーナツ」、前回の記事でも紹介した卵不配合で、にんじんと白いんげん豆を使いふわとろ食感を出したオリジナルの「エバーエッグオムライス(プラントベースデミグラスソース)」、プラントベースバターをたっぷり使用し、野菜の旨みが口いっぱいに広がるバターチキン風なグルテンフリーの「まるでバターチキンカレー」の5種類。
ブランド設立当初から構想があったプラントベースのハンバーガー
ハンバーガー2種は、ブランドを設立した1年以上前から構想があったそうです。ただなかなか思った味に仕上がらず、商品化に至るまでに幾度となく試作を重ねたとのこと。妥協せずにこだわり抜いた結果できあがったものなので、「かなりの自信作に仕上がっています」と牧野さんおすすめの品。
開発をはじめるにあたって担当者が市販のプラントベースバーガーをいくつか食べたそうですが、どれもあっさりとした味付けで、普段肉を使用したハンバーガーを食べ慣れている人にとっては物足りなさを感じてしまうようなものだったそう。そこで誰が食べても満足でき、美味しいと感じてもらえるプラントベースバーガーの開発を目指すことに。
パティの開発では本物の肉を食べているように感じられる肉粒感に特にこだわり、最終的に「スパイス香るジューシーパティ」と「肉厚ふっくらパティ」の2種類になりました。どちらのバーガーも、何も聞かされずに食べたら、本物の肉を使っていないとは気づけないほど食感、味、香りすべてにおいて満足する仕上がりになっています。(牧野さん)
「スパイシージャンクバーガー」は国産小麦と全粒粉を使用したふんわりとしたバンズの中にシャキシャキとしたレタスやみずみずしいトマトなどがバランスよくたっぷり入っており、スパイシーなトマトベースのソースとプラントベースチーズソースがほどよく絡み合っているハンバーガー。
人によっては苦手意識のあるようなピクルスも、酸味がそこまで強くなく甘みがあり、単体で食べても美味しく食べられるよう細部までこだわって作られている印象を受けました。
「濃厚てりやきアボガドバーガー」はタルタルソースとコクのある甘辛なてりやきソースが絡み合うてりやきバーガー。プラントベースで作られた濃厚な味のタルタルソースがたっぷりのっており、アボガドやつくねのようなジューシーなパティとの組み合わせにぴったりです。こちらは小さい子どもでも食べられるような味付けになっていました。
ふわふわでパンのように軽いプラントベースドーナツ
ピンク色が印象的な「ラズベリーピスタチオドーナツ」は、ふわもち食感にこだわっており、プラントベースで作られたラズベリー味のドーナツです。鮮やかなピンク色ですが、合成着色料や香料を使用せず、ラズベリー本来の色味を生かしています。酸味が強そうな見た目ですが、酸味の中にも甘さがあり、小さい子どもでも美味しく食べられそうな味わいです。
トッピングにはピスタチオやスーパーフードのキヌアが散りばめられています。白砂糖は使わず、ミネラル豊富なオーガニックシュガーや低GIのアガベシロップで甘味づけされており、甘いものが苦手な人でも気にならない仕上がりになっています。
まず口に入れた時の感想は、軽い口当たりだなということ。生地の甘さが控えめで、甘酸っぱいラズベリーグレーズがアクセントになっており、まるでパンを食べているような軽い食感でした。
同行した編集部スタッフは、普段は好んでドーナツを食べないそうですが、こちらは口当たりも軽くておいしいと、パクパク食べていました。ドーナツというよりパンに近い食べやすさなので、今までドーナツが苦手だった人にもぜひ食べてみて欲しいと思います。
15種のスパイスを使った本格・濃厚なカレー
「まるでバターチキンカレー」は、プラントベースバターの香りと野菜の旨みが口いっぱいに広がるカレーです。コクと甘みのある動物性原料不使用の豆乳バターと、言われなければ気づかないであろうチキンそっくりな食感のソイミートを使用しています。見た目はかなりボリュームがありますが、野菜をふんだんに使用し溶け込ませることで、一皿に約140g以上の野菜を配合。玄米とカリフラワーを合わせたオリジナルのライスを使用しているため、カロリーは控えめです。グルテンフリーなのも嬉しいポイント。
15種のスパイスを使用していますが、たくさんの野菜の旨味が溶け込んでいるので、そこまで辛さはなく、小学生くらいの子どもであればペロッと食べてしまいそうです。口の中でほろほろとほどけるチキンそっくりなソイミートはぜひ実際に食べて確かめてもらいたいと思うほど本物のチキンそっくりです。
カゴメと共同開発したふわとろのエバーエッグオムライス
「エバーエッグオムライス(プラントベースデミグラスソース)」はカゴメ株式会社と共同開発したプラントベースのオムライス。動物性食材不配合であることに驚きを感じるようなメニューの開発をということを念頭にメニュー選定を行い、約一年かけて開発されました。
昨今ではさまざまなプラントベースフードが流通しており、卵のようなタンパク質を含む食品をプラントベースで実現する場合は、大豆などの豆類を原料として使っているものが大半です。ただふわとろのオムライスを実現するのに、大豆を使ってしまうボソボソとした食感や、大豆独特のにおいが残ってしまいました。そこで色々な食材を試す中で、にんじんと白いんげん豆に辿り着きました。独自の技術「野菜半熟化製法(国内特許出願中)」を用い、ふわとろ食感の洋食屋で食べられるようなオムライスを実現しています。
通常デミグラスソースには牛肉を使いますが、じっくり炒めた玉ねぎや赤ワイン、豆乳バターでコクをだし、プラントベースを実現しています。
まず一口スプーンですくった感触は洋食屋で出されるオムライスの卵そっくりということ。本物の卵で作ってもふわとろな状態にするのは難しいですが、野菜でこのやわらかさを実現するのは相当大変だったんだろうなと感じてしまうほど、精工に再現されていました。野菜の旨味がたっぷり詰まっており、味わいもオムライスそのもの。
オムライスというとカロリーが高いイメージのある料理ですが、こちらは1食500kcal以下で、ダイエット中の方でも気にせず食べることができそうです。
編集後記
プラントベースフードは動物性の肉や魚などと比べて、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が少なく、環境負荷が少ないといわれています。一般的に、プラントベースフードはまだまだ味の面に課題点があることが少なくないですが、2foodsの料理は味に対するこだわりも強く、どの料理も言われなかったらプラントベースとは気づかないクオリティでした。
また、2foodsの料理はカロリーも控えめなものも多く、ダイエット中の方やお肉が苦手な方がいても一緒に食事を楽しむことができます。しかもレストランでランチをするのと変わらない値段で提供されているので、食事の可能性が広がりそうです。
2foods渋谷ロフト店は6月1日にリニューアルオープンしています。開放的な空間で、ランチやカフェの利用だけでなく、コンセントが多数ついているのでリモートワークの場所としても利用できそうでした。また6月15日からは、夏の新商品として夏ごおりサンデーやプラントベースドーナツのサマーコレクションなど8種類の商品がラインナップされています。
健康のために美味しさを我慢することなく、経済的にも無理なく取り入れられる2foodsのプラントベースフード。ぜひ一度試してみてください。
【参照サイト】2foods公式HP
【関連ページ】卵無しでもふわとろオムライス!2foodsが提案するヘルシージャンクフードとは
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