海・川での水遊びをサステナブルに楽しむための工夫いろいろ

夏は、海や川での水遊びが楽しい季節!今年は小さな工夫を積み重ねて、遊び場にしている海や川への負荷が低い、よりサステナブルなかたちで水遊びをしてみませんか?

そこで今回は、誰でも簡単にできる工夫をまとめました。

身につけるもの・遊び道具の工夫編

日焼け止めと虫よけ

サステナブルな日焼け止め・虫よけを使おう

日焼け止めや虫よけスプレーには、まわりの環境や生き物に悪い影響を及ぼす成分が入っていることがあります。成分をチェックして、環境負荷が低い日焼け止め、虫よけを使うようにしましょう。

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水遊びの道具はレンタル・リユース品を活用しよう

水遊びの道具はプラスチックでできているので、新しいものを買うと最終的には新たなごみを出すことになってしまいます。海の家やプールで浮き輪やパラソルをレンタルしたり、リサイクル店などでリユース品を買ってみたりしてみるのも手です。ただし、水遊びの道具には安全性を気にする必要がある物もあります。リユース品を利用する時には、破損や破れなどがないかをしっかり確認してから使いましょう。

おさがりを活用しよう

特に小さい子ども用の水着は、あっという間に小さくなってしまいます。近所のママ友や親戚からおさがりをもらうと、お財布にも環境にもやさしいです。おさがりのコツは下記の記事も参考にしてみてください!水遊びの道具やサンダル、アクアシューズなどは、体の大きさに合っているか、修理や補修が必要な箇所がないか使う前にチェックしましょう。

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サステナブルな素材でできた水着、サンダルやサングラスを選ぼう

新しく水遊びに必要なものを買う時は、できるだけサステナブルな素材でできたものを選ぶと、処分する時の環境負荷が低いです。下記の記事を参考にしたり、素材をチェックしたりしてみてください!

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涼しく過ごすための工夫編

川

保冷剤を持っていこう

クーラーボックスや保冷機能付きバッグに保冷剤を入れて、保冷グッズや食べ物を入れていくようにしましょう。こうすれば、新たに冷えた飲み物や食べ物を買う必要がないので節約にもつながります。プラスチック製の水筒を持っている場合は、中に水を入れて凍らせて、クーラーボックスや保冷機能つきのバッグに入れるのもおすすめ!溶けたらそのまま飲めるので無駄がありません。また、おしぼりを凍らせてシリコンケースに入れて持っていくと、使い捨てのウェットティッシュを使わずに済むのでおすすめです。

日陰を作るグッズを持っていこう

炎天下に荷物を置いておくと、あっという間に持ち物が熱くなってしまいます。特に海ではちょうどいい場所に日陰を見つけられないことの方が多いです。ビーチテントやタープ、パラソルを持っていく、またはレンタルすると日陰を作れます。設営が簡単なポップアップテントやワンタッチテントは、公園遊びやピクニックなど幅広く活用できます。また、簡易に設営できる小さいサイズのテントは防災グッズとしても役立ちます。

冷たい飲み物を確保しておこう

持ってきた冷たい飲み物やおやつは折りたたみできる小さな椅子やテーブルを持参し、その上に置いておくと地面の熱を避けられて保冷対策になります。また、涼しい場所では川の水が天然の冷蔵庫がわりになるので、飲み物や野菜を置いておきましょう。万が一流された時を考え、使用するかごや網、バッグは自然に還る天然素材のものを選ぶのがおすすめです。

海や川を汚さない・ごみを出さないための工夫編

水筒

飲み物は、大きめの水筒・ジャグで持参

飲み物は現地で買うよりも、大きめの水筒やジャグで持っていったほうが経済的ですし、好きなものを飲めるので満足度も高いです。ペットボトルのごみが出ないのも快適ですよ!最近は炭酸水もOKな水筒もあるので、夏に飲みたくなる炭酸も最初の1本分だけでも家から持って行くことで、ペットボトルのゴミを減らすことができます。

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お弁当やおやつを持っていこう

手作りのお弁当やおやつを作って持っていくと、使い捨て容器に入ったものを買わずに済むので、ごみ削減にもつながりサステナブルです。ただし、特に暑いビーチや川原に行くときは保冷をしっかりしておきましょう。

シリコンケースに入れたおにぎりを持っていく、シリコンバッグに市販の大袋入りのクッキーやパン屋さんで買ったパンを入れて持っていく、個包装の物はできるだけ避ける、といった簡単にできることから始めてみるのがおすすめです。

マイカップやカトラリーを持っていこう

どこかでお昼や夕飯を食べる時やコーヒーを飲む時などに使い捨ての割りばしや容器を使わずに済むように、マイカップやマイ箸、マイ容器やカトラリーを持って行ってみては?マイストローの持参もおすすめです!また、マイカップやマイ容器を使えるお店が目的地の近くにあるかどうか調べて、そこを利用して現地調達するのもおすすめ。その地域のお店の支援や地産地消につながります。

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ごみ袋を持っていこう&ごみ拾いをしよう!

悲しいことに、アウトドア人気の高まりとともに海や川でごみを置き去りにする人が増え、関係者が困っているというニュースをよく見聞きします。ごみ袋を持参するのはもちろんのこと、周辺のごみを拾って帰るようにしましょう。

なお、出る前に包装から中身を出して容器に入れておくなどの小さな工夫をするだけでも、自分たちのごみを減らすことができます。

洗剤にも配慮を

現地で軽く水着などを洗っておきたい時は、その場で水洗いをするか、石けんや洗剤を使う場合は、環境負荷が低いサステナブルな洗剤を持って行き、洗いましょう。

いかがでしたか?すべてを実践するのは大変ですが、節約につながったり熱中症対策になったりと他のメリットもあるので、できそうなことからやってみてください!

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曽我 美穂

曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:https://sogamiho.mystrikingly.com/