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年末が近づくと話題になる「ふるさと納税」。毎年「やろうと思っていたのに、12月末に慌てて済ませた」という人も多いのではないでしょうか。
実はふるさと納税は、秋のうちから少しずつ考え始めるのがおすすめです。時間に余裕があるほど、返礼品をじっくり選べて、「どの地域を応援したいか」まで考える楽しみも生まれます。
さらに2025年10月から制度が変わり、返礼品の選び方そのものを見直すいいタイミングでもあります。今回は、年末に慌てないための準備と、暮らしや地域にうれしい返礼品の選び方を紹介します。
ふるさと納税とは?基本のおさらい
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすると、寄付額のうち2,000円を超える部分が所得税・住民税から控除され、お礼として返礼品がもらえる制度です。実質2,000円の負担で、各地の特産品や体験を受け取れるのが魅力です。
控除を受けるには、確定申告か「ワンストップ特例制度」(寄付先が5自治体以内の給与所得者などが対象)の手続きが必要です。控除される上限額は収入や家族構成によって異なるため、各ポータルサイトのシミュレーションで、自分の目安を先に確認しておくと安心です。
2025年10月から、ふるさと納税は変わりました
ふるさと納税は、近年いくつかの制度改正が行われています。
大きな変更が、2025年10月から始まった「ポータルサイトによるポイント付与の禁止」です。これまで一部のサイトでは、寄付額に応じてポイントが還元される仕組みがありましたが、現在は寄付に伴うポイント付与が禁止されています(クレジットカードなど決済サービス自体のポイント還元は対象外です)。
この背景には、ポイント獲得が目的になり、制度本来の「地域を応援する」という趣旨から離れてしまっていた、という事情があります。見方を変えれば、これからは「ポイントのお得さ」ではなく、「返礼品そのものの価値」や「応援したい地域」で選ぶ、本来の形に立ち返るタイミングともいえます。
なお、2026年10月以降も返礼品の基準見直しなどが予定されています。制度は段階的に変わっていくため、最新の情報は総務省やポータルサイトの公式案内で確認してください。
【参照ページ】総務省|ふるさと納税ポータルサイト
秋から準備すると、返礼品をじっくり選べる
12月末に駆け込みで寄付すると、人気の返礼品が品切れだったり、慌てて選んで後悔したりしがちです。秋のうちから準備を始めると、時間をかけて返礼品を選べて、「本当に使うもの」「応援したい地域」をじっくり考えられます。
まずは、控除上限額の目安をシミュレーションで確認し、気になる返礼品をお気に入り登録しておくだけでも十分。あとは年内に申し込めば、慌てずに済みます。
暮らしと地域にうれしい、返礼品の選び方
ふるさと納税の返礼品で定番の人気を集めているのは、お米や海鮮、お肉、そして旬のフルーツです。新米やブランド米、ホタテ・鮭・カニといった海産物、牛タンや和牛、ぶどうや梨などの果物が、毎年ランキング上位に並びます。最近は、規格外や大容量の「訳あり品」が上位に入ることも増えていて、お得さと食品ロス削減を両立できる選択肢として注目されています。
こうした定番も魅力ですが、ポイント還元を重視しにくくなった今こそ、「どんな返礼品を選ぶか」が楽しみの中心になります。せっかくなら、暮らしに役立ち、地域や環境にもうれしい選び方を意識してみませんか。
食品ロス削減につながる「訳あり品」を選ぶ
形や大きさが規格に合わない野菜や果物、少し傷のある海産物などを「訳あり品」として提供する自治体や生産者が増えています。味や品質は通常品と変わらないことも多く、お得に受け取れるうえ、食品ロスの削減にもつながります。
長く使えるもの・必要なものを選ぶ
返礼品は「欲しいもの」だけでなく、「必要なもの」や「長く使えるもの」で選ぶと、暮らしに無理なくなじみます。日用品やお米などの消耗品、長く使える工芸品や調理道具などは、生活の中で確実に活きる選択です。
地域の生産者や取り組みを応援する
ふるさと納税の本来の趣旨は、地域を応援すること。特産品を通じて生産者を支えたり、環境保全や被災地復興など、寄付金の使い道で選んだりするのも、納得感のある選び方です。
自分に合ったポータルサイトを選ぶ
ふるさと納税は、ポータルサイトを通じて手軽に申し込めます。サイトによって掲載する自治体や返礼品の傾向、使いやすさが異なります。それぞれの特徴を知って、自分に合うサイトから始めてみましょう。
はじめての人に使いやすい「さとふる」
掲載返礼品数が多く、サイトやアプリが使いやすいと評判の大手サイト。配送状況が確認しやすいなど、初めての人でも迷わず使える工夫がそろっています。まずはここから始めたい、という人におすすめです。
【ウェブサイト】さとふる
グルメ・特産品に強い「ふるさと本舗」
全国の美味しい特産品に特化したサイト。ブランド和牛や海産物、フルーツなど、普段はちょっと手が出ない贅沢な食が充実しています。グルメを目当てに選びたい人にぴったりです。
【ウェブサイト】ふるさと本舗
生産者直送で訳あり品も見つかる「ポケマルふるさと納税」
産直サイト「ポケットマルシェ」が運営する、生産者直送型のふるさと納税サイト。生産者が直接出品しているため、訳あり・家庭用の返礼品が見つかりやすく、食品ロス削減につながる寄付がしたい人におすすめです。
【ウェブサイト】ポケマルふるさと納税
auユーザーに便利な「au PAY ふるさと納税」
KDDIが運営するふるさと納税サイト。普段auのサービスやPontaポイントを利用している人は、使い慣れた環境で寄付ができます。
【ウェブサイト】au PAY ふるさと納税
ドコモユーザーに便利な「dショッピング ふるさと納税」
NTTドコモが運営するふるさと納税サイト。dアカウントでそのまま寄付でき、普段ドコモのサービスやdポイントを使っている人にとって始めやすいのが特徴です。
【ウェブサイト】dショッピング ふるさと納税
このほか、産直サイト「ポケットマルシェ」では、ふるさと納税以外でも生産者から直接、旬の食材や訳あり品を購入できます。日々の買い物から食材ロスを減らしたい人は、あわせてチェックしてみてください。
まとめ
ふるさと納税は、年末に慌てて済ませるより、秋のうちから準備を始めるほうが、返礼品をじっくり選べて、制度も味わい尽くせます。
2025年10月の制度改正で、ポイントのお得さよりも「返礼品そのもの」や「応援したい地域」で選ぶ時代になりました。食品ロス削減につながる訳あり品、長く使えるもの、地域を応援できる特産品など、暮らしにも社会にもうれしい選び方を意識すると、ふるさと納税がもっと豊かな体験になります。
今年は少し早めに、お気に入りの返礼品と応援したい地域を探してみてはいかがでしょうか。
【参考】
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