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「生協は商品代のほかに何がかかるの?」「注文しない週もお金がかかるって本当?」「出資金は払ったら戻ってこないの?」。生協の宅配が気になっていても、お金の仕組みがよくわからないままだと、なかなか一歩を踏み出せないものです。
生協でかかるお金は、商品代・毎週の手数料・加入するときの出資金の3つに分けると、ぐっと見通しがよくなります。とくに手数料は、利用額や家族の状況によって0円になることもあり、仕組みを知っているかどうかで1年の負担が変わります。
この記事では、パルシステム・コープデリ・生活クラブ・おうちコープの4つの生協について、公式サイトに書かれている手数料の金額と0円になる条件、子育て・シニア向けの割引、出資金の払い方と返ってくるタイミングをまとめました。どの生協にするかを比べたい方は、食材宅配サービスの比較記事もあわせてご覧ください。
1. 生協でかかるお金は「商品代・手数料・出資金」の3つ

生協の宅配では、組合員として加入したあと、カタログやネットで注文した商品が毎週決まった曜日に届きます。かかるお金は次の3つです。
- 商品代:注文した食材や日用品の代金です。
- 手数料(配送料):毎週の配達にかかるお金です。生協によって呼び方が違い、「手数料」「宅配サービス料」「個別配送料」などと呼ばれます。
- 出資金:加入するときに払うお金です。入会金や会費とは違い、脱退するときに返ってきます。
商品代は注文した分だけなので、家計への影響を左右するのは手数料と出資金の仕組みです。順番に見ていきましょう。
2. 毎週の手数料:4つの生協の金額と0円になる条件
4つの生協の公式サイトに書かれている手数料をまとめました。
| 生協 | 毎週の手数料 | 0円・割引になる条件 | 注文しない週 |
|---|---|---|---|
| パルシステム | 1週間ごとに198〜275円(税込)。利用金額により異なる場合あり | 家庭に応じた割引制度あり(内容は公式サイトで確認) | 注文の有無に関わらずかかる |
| コープデリ(コープみらいの場合) | 基本手数料80円+配達手数料100円(いずれも税別) | 手数料の対象となる注文の合計が6,000円(税別)以上なら全額割引。赤ちゃん・子育て・シルバーなどの割引あり | 加入する生協の細則で確認 |
| 生活クラブ | 個別配送料。注文1回につき100〜250円(税込110〜275円・週単位)。地域の生活クラブによって異なる | 子育て世帯は一定期間、個別配送料が無料(条件・期間は地域で異なる) | 地域の生活クラブで確認 |
| おうちコープ | 1回の利用が3,500円以上なら110円、3,500円未満なら198円(税込) | 1回14,000円以上の利用で0円。子育て割・シニア割などあり | 利用の有無にかかわらず毎週かかる定額制 |
表は各生協の公式サイトの2026年10月時点の情報です。コープデリは、加入する地域の生協(コープみらい・いばらきコープなど)ごとに手数料の細則が決まっていて、表はコープみらいの細則(2025年4月21日施行)の内容です。ほかの地域の方は、加入する生協の細則を確かめてください。
2-1. パルシステム
パルシステムの宅配は、週1回、決まった曜日に届く定期の宅配です。手数料は注文の有無に関わらず1週間ごとにかかり、金額は198〜275円(税込)で、利用金額によって異なる場合があります。旅行などで注文しない週があっても手数料はかかるので、ほぼ毎週使う家庭のほうが仕組みを無駄なく生かせます。家庭に応じた割引制度もあり、公式サイトでは子育て世帯向けの手数料の特典も案内されています。
2-2. コープデリ
コープデリの手数料は、基本手数料と、宅配センターから配達するたびにかかる配達手数料の2つです。コープみらいの場合、一人で個別に受け取ると基本手数料80円と配達手数料100円(いずれも税別)で、手数料の対象となる商品の注文の合計が6,000円(税別)以上なら、どちらも全額割引になります。毎週ある程度まとめて注文する家庭なら、手数料がかからない週を作りやすい仕組みです。
2-3. 生活クラブ
生活クラブで自宅に個別に届けてもらう場合は、注文1回につき100〜250円(税込110〜275円・週単位)の個別配送料がかかります。金額は各地の生活クラブによって異なるので、住んでいる地域の案内で確かめましょう。
2-4. おうちコープ
おうちコープの宅配サービス料は、利用の有無にかかわらず毎週かかる定額制です。1回の利用が3,500円以上なら110円、3,500円未満なら198円(税込)で、1回14,000円以上利用すると0円になります。
3. 子育て・シニア世帯の割引
手数料は、家族の状況によって大きく下がることがあります。公式サイトで確かめられた主な割引です。
3-1. 子育て世帯
- コープデリ(コープみらい):母子手帳の交付から1歳未満の赤ちゃんがいる方は、登録から52週間、基本手数料と配達手数料が全額割引です。小学校入学前のお子さんがいる方は、登録から小学校入学を迎える年の3月末まで、週の注文が3,000円(税別)以上なら全額割引になります。
- おうちコープ:妊娠中(母子手帳の発行後)から3歳未満のお子さんがいる世帯は宅配サービス料が0円、3歳以上7歳未満は0〜198円(税込)です。
- 生活クラブ:妊娠中・子育て中の方は、一定期間、個別配送料が無料になります。条件と期間は各地の生活クラブによって異なります。
- パルシステム:子育て世帯向けの手数料の特典が案内されています。内容は公式サイトで確かめてください。
3-2. シニア世帯など
- コープデリ(コープみらい):世帯全員、または2人世帯のどちらかが65歳以上の場合は、配達手数料が全額割引になります(シルバー割引)。
- おうちコープ:65歳以上だけの世帯や、夫婦の一方が65歳以上の世帯は、1回の利用が3,500円以上なら55円、3,500円未満なら198円(税込)です(シニア割)。
割引は、多くの場合申請が必要です。対象になりそうなら、加入の申し込みと一緒に手続きしておきましょう。
3-3. 近所の人と一緒に受け取る
おうちコープには、2人で受け取る「ふたりで宅配」(1回3,500円以上なら55円、3,500円未満なら99円・税込)と、3人以上で受け取る「グループ宅配」(0円)があります。コープみらいでも、3人以上のグループ配達なら手数料はかかりません。配達場所が1か所に決まるので、近くに一緒に使える人がいる場合に向いています。
4. 出資金:払い方と返ってくるタイミング
生協は、組合員がお金を出し合って運営する協同組合です。加入するときに払う出資金は、生協の事業の元手として使われます。入会金や会費とは違い、脱退するときに全額払い戻されるお金です。
- 生活クラブ:加入するときの出資金は1,000円で、加入後は毎月の積み立て増資をお願いしています。出資金は脱退後に返還されます。金額やルールは各地の生活クラブによって多少異なる場合があります。
- コープデリ:脱退の手続き後、利用代金をすべて支払い済みであれば、2週間程度で指定の口座に出資金が振り込まれます。
- おうちコープ:加入するときに出資金が必要で、返してもらうには書類で脱退の手続きをします。
- パルシステム:宅配の利用にはパルシステムへの加入が必要です。出資金の額は加入の案内で確かめてください。
出資金は「使ってなくなるお金」ではありませんが、加入している間は手元から離れます。生活クラブのように毎月積み立てる生協もあるので、家計の見通しに入れておくと安心です。
5. 1年でいくらかかる?手数料の見積もり方

手数料は1回あたりは小さな金額でも、毎週かかるので1年では差が出ます。見積もるときは「1週間の手数料 × 使う週の数」で考えます。
たとえばおうちコープで、毎週3,500円以上14,000円未満の注文を1年(52週)続けると、宅配サービス料は110円 × 52週 = 5,720円(税込)です。同じ使い方で毎週の注文が3,500円未満なら、198円 × 52週 = 10,296円(税込)になります。注文しない週も手数料がかかる生協では、休む週の分も含めて考えましょう。
一方、コープみらいのように「注文の合計が6,000円(税別)以上なら全額割引」という仕組みなら、注文を週ごとにまとめるだけで、手数料がかからない週を増やせます。自分の家庭の1週間の買い物の量を思い浮かべて、どの条件に当てはまりそうかを確かめるのが近道です。
6. 手数料を抑えて続けるコツ
- 0円になる条件を先に知る:おうちコープは1回14,000円以上、コープみらいは注文の合計が6,000円(税別)以上で手数料が全額割引になります。買い物の量が多い家庭は、注文をまとめると負担を減らせます。
- 割引の対象か確かめる:子育て・シニアなどの割引は、申請しないと適用されないことがあります。
- 注文しない週の扱いを知る:パルシステムとおうちコープは、注文しない週にも手数料がかかります。帰省や旅行で休む週が多い家庭は、その分も見込んでおきましょう。
- 頼みすぎない:手数料を0円にしようとして食べきれない量を注文すると、食材を余らせてしまいます。冷凍庫の空きと1週間の献立を考えて、使い切れる量にとどめるのが、家計にも暮らしにもやさしい使い方です。
生協の選び方そのものを知りたい方は、生協(コープ)の選び方も参考にしてください。
7. まとめ
生協でかかるお金は、商品代・毎週の手数料・出資金の3つです。手数料は毎週かかる生協が多いものの、利用額や家族の状況によって0円になる仕組みがあり、出資金は脱退するときに返ってきます。
大切なのは、金額の大小だけでなく、自分の家庭の1週間の買い物の量や暮らし方が、どの生協の仕組みに合うかです。注文をまとめる家庭なら0円になる条件のある生協、子育て中なら子育て向けの割引がある生協、と考えると候補を絞りやすくなります。気になる生協が見つかったら、住んでいる地域の手数料と割引を公式サイトで確かめてから申し込みましょう。
4つの生協のサービスや食材の違いも含めて比べたい方は、食材宅配サービスの比較記事で、生協以外の食材宅配とあわせて確かめてみてください。
※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
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