もうすぐ夏休みが始まります。夏休みは子どもたちにとって、新しい知識や体験を得る絶好のチャンスです。暑い日差しを避けながら、楽しく学べる場所を探している方にぴったりなのが、博物館や科学館です。多彩な展示やインタラクティブなイベントが盛りだくさんで、家族全員で楽しめるスポットが目白押しです。
今回は、夏休み中にぜひ訪れてみたい都内の博物館や科学館の展示をまとめました。概要や、おすすめポイントなどについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
都内の博物館や科学館の展示まとめ10選
今回は、都内の博物館や科学館で開催される展示10選に紹介します。
国立科学博物館 「昆虫MANIAC」
特別展「昆虫MANIAC」は、昆虫の多様性と魅力を紹介する展示です。国立科学博物館の研究者が厳選した標本や最新の研究成果を交え、おなじみの昆虫から、あまり知られていない珍しいムシまで幅広く展示されています。注目ポイントは、約2mの巨大昆虫模型の展示や五感でムシを楽しむスポット、人の暮らしに密接したムシの解説などと盛りだくさんです。昆虫の驚くべき多様性を体感できるため、家族連れや昆虫好きの方に最適です。
開催時期 | 2024年7月13日(土)~10月14日(月・祝) ※休館日:7/16(火)、9/2(月)、9(月)、17(火)、24(火)、30(月) |
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開催場所 | 国立科学博物館(東京・上野) |
料金 | 一般大学生:2,100円 小・中・高校生:600円 |
昆虫MANIACのおすすめポイント
- 研究者が選んだマニアックなムシに出会える
- 聞いたり嗅いだり触ったりしてムシの世界を体感できる
- 約2mの巨大昆虫模型が展示されており、細部まで観察できる
日本科学未来館 「刀剣乱舞で学ぶ 日本刀と未来展 ―刀剣男士のひみつ―」
「刀剣乱舞で学ぶ 日本刀と未来展」は、人気ゲーム「刀剣乱舞」をテーマにした日本刀の展示です。展示は5つのエリアに分かれており、日本刀の基礎知識や日本刀ができるまで、日本刀の観察や剣術の体験、日本刀の未来について考えられるブースなどを通し、奥深い日本刀の世界観を堪能できます。また、現代の技術を使い、日本刀について楽しみながら学べる点が魅力です。剣術の体験ブースでは、刀剣男士のキャラクターが動きの手本を見せてくれる3DCGを見ながら、敵を倒すシミュレーションが楽しめます。
※7/10(水)~7/15(月・祝)の入場チケットは日時指定制です。
開催時期 | 2024年7月10日(水)~10月14日(月・祝) ※休館日:7/16(火)、9/3(火)、9/10(火)、9/17(火)、9/24(火)、10/1(火)、10/8(火) |
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開催場所 | 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン |
料金 | 大人(19歳以上):2,400円 18歳以下(小学生以上):1,600円 未就学児(4歳以上):500円 |
刀剣乱舞で学ぶ 日本刀と未来展のおすすめポイント
- 日本刀を体感できる体験型コンテンツが充実している
- 3次元を使った展示で楽しみながら日本刀について学べる
- 日本刀の歴史から未来まで網羅して学べる
科学技術館 「青少年のための科学の祭典2024全国大会」
「青少年のための科学の祭典2024全国大会」は、子どもたちが楽しみながら科学の魅力を体感できる、国内最大級の科学体験イベントです。会場では、実験や工作、観察などを体験できる約60の展示が楽しめます。講師を務めるのは、全国各地の教員や研究者、企業で活躍する人物であるため、子どもたちは、専門家たちとコミュニケーションをとりながら実践的な学びができます。
※このイベントは開催期間が7月27日(土)~7月28日(日)の2日間と短いため注意してください。このイベント以外にも、科学館では常設展示や企画展示、実験コーナーなどが用意されていて、1日楽しむことができます。
開催時期 | 2024年7月27日(土)~7月28日(日) |
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開催場所 | 科学技術館1階イベントホール・屋外(東京都千代田区北の丸公園2-1) |
料金 | 無料 |
青少年のための科学の祭典2024全国大会のおすすめポイント
- 幅広い科学分野をカバーした約60の多彩な展示が楽しめる
- 教員や研究者による実験やワークショップが充実しており、実践的に学べる
- 入場無料で気軽に参加できる
IMAGINUS 「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」
「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」は、学研の人気学習誌『科学と学習』のふろくをテーマにした展示です。約400点の実物ふろくや体験展示を通じて、実験の楽しさや科学の魅力を体感できます。体験展示では、実際に覗くこともできる巨大な顕微鏡や、たくさんの石の中から美しい鉱物のかけらを探し出す宝探しのような展示など、子どもの好奇心をくすぐるものが多くあります。また、大人には懐かしいふろくや本誌などの展示もあるので、大人も子どもも楽しめます。
開催時期 | 2024年7月13日(土)~9月1日(日) ※休館日:7/16(火) ※7/17(水)〜 19日(金)招待者のみ |
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開催場所 | IMAGINUS体育館(東京・杉並) |
料金 | 大学生・大人:1,300円 中学生・高校生:1,000円 子ども(4歳〜小学生):800円 |
百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展のおすすめポイント
- 学研『科学と学習』のふろくが約400点の展示がある
- 宝さがしのような展示など体験展示が充実している
- 懐かしいふろくなどの展示もあり、子どもだけでなく大人も楽しめる
地下鉄博物館 「丸ノ内線開通70周年展 ~車両編~」
「丸ノ内線開通70周年展 ~車両編~」は、丸ノ内線の歴史と車両の進化を紹介する特別展です。丸ノ内線は、2024年1月で、池袋~御茶ノ水間が開通してから70年を迎えました。今回の展示は、2024年3月に開催された〜建設編〜に続くものです。戦後初の地下鉄車両である300形から最新の2000系車両まで、写真パネルや実物の資料を通じて詳細に展示されています。関連イベントとしてメトロ車両株式会社の増澤富士雄氏による講演会(別途応募が必要)や301号車特別見学会、写真展、映画上映会などが開催され、電車好きにはたまらないイベントとなっています。
開催時期 | 2024年6月4日(火)~9月1日(日) ※毎週月曜日(祝日・振替休日となる場合、その翌日) |
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開催場所 | 地下鉄博物館 企画展示コーナー |
料金 | 入館料のみ 大人:220円 子ども(満4歳~中学生):100円 |
丸ノ内線開通70周年展 ~車両編~のおすすめポイント
- 歴史的な300形から最新の2000系車両までを一度に見学できる
- 詳細な解説のもと、車両の進化や技術の変遷が学べる
- 講演会や写真展、映画上映会など関連イベントも充実している
多摩六都科学館 「ロクト昆虫図鑑」
「ロクト昆虫図鑑」特別企画展は、多摩六都科学館の開館30周年を記念して開催される展示です。国内外のさまざまな昆虫標本や生体が展示され、昆虫の分類や生態について学べ、さらに関連イベントが充実しているのも魅力的です。8月24日(土)には昆虫イラストレーターのじゅえき太郎氏のスケッチ教室(抽選)が開催され、他にも標本づくりや専門家との昆虫調査などさまざまあります。ほとんどの関連イベントは抽選のため、公式ページを確認して応募してみてください。
開催時期 | 2024年7月20日(土)~9月1日(日) ※休館日:7/22(月)、29(月)、8/5(月)、19(月)、26(月) |
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開催場所 | 多摩六都科学館 イベントホール |
料金 | 入館料のみ 大人:520円 4歳~高校生:210円 |
ロクト昆虫図鑑のおすすめポイント
- 昆虫の分類や生態を詳細に学べる
- 昆虫イラストレーターじゅえき太郎氏の昆虫イラストとのコラボ展示が見られる
- 標本作りや昆虫調査などの体験型イベントも開催される
板橋区立熱帯環境植物館 「熱帯の昆虫2024」
「熱帯の昆虫2024」は、熱帯地方の昆虫をテーマにした特別展です。世界最大級のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」をはじめとした、熱帯地方の多様な昆虫の生体や標本が展示されています。2024年の見どころは、5年ぶりに生きた昆虫とふれあえる体験コーナーが復活する点です。他にも、昆虫と記念撮影ができたり、食虫植物に関するガイドが受けられたりと体験型の展示も楽しめます。7月20日(土)~8月25日(日)の間には、オリジナルの「夏休み自由研究お助けノート」が無料配布されるため、自由研究に向けた学習にもおすすめです。
開催時期 | 2024年7月9日(火)~8月25日(日) ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日) |
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開催場所 | 板橋区立熱帯環境植物館 |
料金 | 入館料のみ 大人:260円 小・中学生、65才以上:130円 ※未就学児無料 ※7月23日(火)~8月30日(金)は小・中学生入館無料 |
申し込み期日・期間 | 事前申し込みは不要だが、研究所ツアーの参加には整理券が必要 |
熱帯の昆虫2024のおすすめポイント
- 実物の熱帯昆虫を間近で観察できる
- オリジナルの「夏休み自由研究お助けノート」の無料配布がある
- 夏休み期間は小・中学生の入館が無料になる
港区立みなと科学館 「みんなのロボット展」
「みんなのロボット展」では、実物展示や解説パネル、映像などで私たちの暮らしと共にある、さまざまな分野で活躍するロボットについて学ぶことができます。特別企画として、ペットロボットのaibo25年のあゆみや、月面探査ロボット「SORA-Q」のフラッグシップモデル、他にも人型ロボットモデルに搭乗できたり、ロボットのポップアップカードが作れたりと体験型コンテンツもあり、子どもから大人まで楽しみながらロボット技術の知識を深められます。
開催時期 | 2024年7月10日(水)~9月23日(月・振替休日) ※休館日: 9/9(月) |
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開催場所 | 港区立みなと科学館 多目的ロビー |
料金 | 無料 |
みんなのロボット展のおすすめポイント
- ロボットの今や未来について学べる
- ロボット開発者の話が聞けるイベントがある
- 人型ロボットモデルに搭乗できる体験コンテンツがある
がすてなーに ガスの科学館「“炭素社会”からの脱出!~CO₂リサイクルの謎をとけ!~」
がすてなーにガスの科学館で開催される「“炭素社会”からの脱出!~CO₂リサイクルの謎をとけ!~」は、都市ガスの過去・現在・未来について紹介され、脱炭素社会を目指す理由が学べるイベントです。また、脱炭素社会の実現のための手段の一つでもあるCO₂のリサイクルの取り組みについても学べます。参加者は、謎解きクイズラリーを通じて楽しみながら知識を深められ、見事ゴールすると景品がもらえます。また、特別サイエンスショーやクイズ大会、工作などのワークショップも多数開催されているので、夏休みの素敵な思い出の一つになるでしょう。
開催時期 | 2024年7月20日(土)~8月25日(日) ※休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) |
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開催場所 | がすてなーに ガスの科学館 |
料金 | 無料 |
“炭素社会”からの脱出!~CO₂リサイクルの謎をとけ!~のおすすめポイント
- 謎解きクイズラリーを通し、脱炭素社会やCO₂リサイクルについて楽しく学べる
- 特別サイエンスショーやワークショップも充実している
- 入館料無料で参加申し込みも不要なため、気軽に参加できる
目黒寄生虫館 「寄生虫の超能力」
目黒寄生虫館では、2024年の夏の特別展「寄生虫の超能力」が開催されます。寄生虫を専門に扱う研究博物館である目黒寄生虫館で行われた寄生虫の生態に関する研究をもとにした、多くの興味深い資料が展示されます。寄生虫がどのように宿主、さらに特定の臓器・組織に寄生するのか。また、宿主からの攻撃を巧みにかわすという、寄生虫が進化の過程で手に入れた”超能力”とも捉えられる能力について詳しく紹介されています。
開催時期 | 2024年4月27日(土)~9月23日(月・振休) ※休館日:月曜日・火曜日(祝日の場合は翌平日に休館) |
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開催場所 | 目黒寄生虫館 1階 特別展示スペース |
料金 | 無料(寄付を募っています) |
寄生虫の超能力のおすすめポイント
- 寄生虫を専門に扱う研究博物館による詳細な解説で学ぶことができる
- 子どもが寄生虫のユニークな生態に興味を持つきっかけとなる
- 寄生虫博物館は日本では唯一ここだけ
まとめ
今回は、夏休みに都内で楽しめるおすすめの博物館や科学館の展示を紹介しました。紹介した展示の多くには、関連イベントのワークショップや専門家による講演などが多くあり、子どもたちの学びを深めるのにぴったりです。夏休みの良い思い出づくりをしてみてください。
※情報は全て2024年7月16日(火)時点でのものです。各イベントの最新情報や施設の休館日などは、公式ページで事前にチェックしてください。
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飯田千聖
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