長野県東御(とうみ)市御牧原(みまきはら)の山の上に、1軒の小さなお店がぽつんと佇んでいる。知る人ぞ知るこだわりの店「パンと日用品の店 わざわざ」である。週5日の開店日には、県内外から多くの人が、店で焼いたこだわりのパンや日用品を求めて、まさに「わざわざ」ここにやってくる。
店内に置かれている商品の選定基準は「長く使えるもの」「飽きのこないもの」「暮らしに寄り添うもの」「きちんと作られたもの」そして「環境に配慮したもの」の5つ。一つひとつ丁寧に選ばれたアイテムがずらりと並ぶ店内では、まるで宝探しのように買い物を楽しめる。
店の薪窯で焼くパンは、材料や製法にもこだわりぬいた「カンパーニュ」と「角食」の2種類のみ。パンを焼く香ばしい匂いが、看板はなくとも、ここがパン屋であることを訪れる人に教えてくれる。
そんなこだわりの店「パンと日用品の店 わざわざ」が提案する新店舗「わざマート」が、2023年1月13日(金)に長野県東御市内のロードサイトにプレオープンした。3店舗目にしてはじめて、比較的交通の便がよい場所に誕生した店舗のコンセプトは「コンビニ」。日常でサッと立ち寄り、よいもの買えるよう、店内のレイアウトは一般的なコンビニエンスストアのデザインを踏襲したという。普段の暮らしに寄り添うような、利便性の良い店舗を目指している。
そばの製麺所の居抜き物件をリノベーションした店内には、スーパーやコンビニでは見かけない、信頼できる農家や取引先から仕入れた食品や飲料がずらりと並んでいる。「パンと日用品の店 わざわざ」では扱いづらかった賞味期限の短い食品の販売も行う。
他にも「わざマート」では、地域の特産物やシャンプーやタオルなどの日用品も購入できるので、暮らしに必要なものは一通りここで揃えることができる。代表の平田さん曰く「自分たちで試して選んでいるからこそ、安心して使える・食べられる。そんな商品だけを集めています」とのこと。
商品が陳列されているラックには、長年製麺所で使われていたかごや、廃園になった近所の保育園から譲り受けた棚が使われている。どこか懐かしさを感じさせる空間で、訪れた人がワクワクするような店になっている。
そんな「わざマート」で今人気があるのは、九鬼産業の「黒ごまラテ」だ。牛乳や豆乳に混ぜるだけで、本格的な黒ごまラテを作ることができる粉末だ。ラテ一杯分に約6000粒の黒ごまが入っていて、黒ごまの栄養をおいしくとることができる。オープンしてから1週間で15個以上売れているそうだ。
「パンと日用品の店 わざわざ」の薪窯で焼かれた焼き立てのパンも、山の上まで行かなくても購入できる。
また、「パンと日用品の店 わざわざ」の人気商品、色々な靴下を作る中で出る残り糸=残糸で作られた「わざわざ残糸ソックス」もよく売れているそうだ。
地元東御市にあるコリア商会の「おいしいキムチ」も人気だ。保存料などを使用していないため、徐々に発酵が進んでおいしくなる「本物」のキムチだ。
世界中の人々が健康的に暮らせる社会になるために、役立つことをしたいという思いから始まったという「わざわざ」。利用する人それぞれの暮らしや個性にあわせてベターな選択ができるようなお店を、今後も日本各地に増やしていきたいという。
いつでも行けて、食と生活にこだわったものが揃う「わざマート」は、多くの人の心の拠り所になりそうだ。
【参照サイト】わざマート インスタグラム
【参照サイト】パンと日用品の店 わざわざ オンラインストア
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