服の「お直し」でサステナブルファッションをもっと身近に。イオングループのリフォームスタジオがレポート公開

洋服・バッグの調整や修理を行う「マジックミシン」、靴・バッグの修理を行う「リアット!」など全国に694店舗(2022年2月末現在)を展開する、イオングループのリフォームスタジオ株式会社は9月25日、「夢の実現レポートVOL.1」をインターネットで公開した。大切にしているもの、長く使用したいものを店舗で修理、リメイクして生まれ変わらせた事例を紹介している。

同社では、7月4日が「ファッションお直しの日」(一般社団法人日本記念日協会認定)に制定されたことを記念して「お直しドリームキャンペーン」を実施している。「マジックミシン、リアット!が持つ技術を通じて、お気に入りのものを生まれ変わらせたい、大切にされていたものをリメイクして思いに寄り添いたいなど、お客さまのファッションに関する夢を叶えるお手伝いをさせていただく」(同社)キャンペーンで、第7弾の今年は5月1日から6月15日まで実施した。

夢の実現レポートは、同キャンペーンの「ドリーム賞」に選ばれた全国5人のお直しを紹介。9月27日時点で「赤ちゃんが初めて来た服をリメイクしたい」「30歳の記念に買った靴を40代でも履き続けたい」の2例が掲載されている。


レポートには「夢エピソード」として、服やカバン、靴にまつわる思い出や「大切に使い続けたい」という顧客の気持ちを添えている。捨てるしかないと思っていたものが、店舗の技術で新品同様になったり、「お直しの夢」が実現したときの嬉しい驚きと喜びがつづられている。

「お直しでいつまでも大切に使うことも、環境に貢献できる身近な『サステナブルファッション』。大切なものをお直しして使い続けられるように、かけがえのないものを大切にする思いも、ずっと色褪せない。『ものを大切にする心』をもってサステナブルファッションの拡大とお直しを楽しむファッションリフォームの文化をさらに広げていきたい」と同社。

サステナブルファッションと聞くと、環境配慮型素材を服選びの基準にしたり、不要品の回収に協力することなどを想像するかもしれない。しかし、大切なもの、気に入ったものを長く使いたいという自然な気持ちがサステナビリティ(持続可能性)の基本だと、レポートは教えてくれる。

※本記事は、ハーチ株式会社が運営する、金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」からの転載記事です。

【参照ページ】リフォームスタジオ株式会社「夢の実現レポートVOL.1

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富永周也

地方紙、業界専門紙など日刊紙記者として製造業、流通、地方行政、ファッション、ライフスタイルなど幅広く取材。SDGs、ESGは氾濫ぎみの情報から、本流を探す。プライベートでは一次産業にも興味あり。