自分の服のストーリーを知ろう! 「Who made my clothes?」展が東京で開催

自分の服の「ストーリー」を知ろう。「Who made my clothes?」展が東京で開催

FASHION REVOLUTION JAPAN(ファッション レボリューション ジャパン)がファッション業界の透明性をテーマとした「Who made my clothes?(フー メイド マイ クローズ)」展を開催する。

自分が着ている服がどのようにできてるのかを考えるイベントで、国内外の関連書籍の紹介や、トークセッションなどが予定されている。

「FASHION REVOLUTION」とは、1000人以上が亡くなり、2500人以上の負傷者を出したという2013年に起こったバングラデシュのラナ・プラザの事故がきっかけとなって生まれた運動や団体、考え方のことだ。

アパレル業界のトレーサビリティ(製品がいつ、どこで、だれによって作られたのかを明らかにすべく、原材料の調達から生産・消費、廃棄まで追跡可能な状態にすること)について考え、関連情報の発信やイベントなどを定期的に開催している。

イベント会場では、今回の展示に合わせて邦訳された2022年と2023年に刊行された関連書籍「トレーサビリティ・プレイブック」と「トレーサビリティ・ロードマップ」を自由に読むことが可能だ。サステナブルファッションにおけるトレーサビリティの最新情報がまとめられており、欧米での法規制などについても学ぶことができる。

トークセッション第1部では、上記2冊の発行元であるトラストレイス社のSaravanan Parisutham(サラヴァナン・パリシュタム)氏、第2部では、ヘラルボニーの福井隆史氏が登場予定だ。

イベント概要は以下の通りとなっている。

Who made my clothes? イベント概要

  • 開催期間:4月23日(火)〜4月28日(日) 11時〜20時まで ※最終日のみ18:00まで
  • 場所:スパイラルガーデン(表参道)
  • 入場料:無料
  • トークイベント:4月24日(水)18時〜、参加費は1,500円(※peatixより事前申込制)

事故が起こったのが2013年。この10年で生活者たちは少しづつ、洋服に対して透明性を求めるようになってきたという。値段やデザイン以外の情報も踏まえて、身につける服を選びたいという新しいニーズに応えるように、テクノロジーやサービスも次々と登場している。

誰もが納得する透明性の担保は、難しい課題かもしれないが不可能ではない。興味のあるひとは、ぜひイベントに参加してみよう。


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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。