自然派の人々の暮らしにおすすめのへちまスポンジ。その使い心地から愛用する人も多いようです。今回は見た目もかわいいタイ北部・チェンマイ生まれのへちまスポンジ「SuperBee」をご紹介します。
SuperBeeのへちまスポンジを使ってみた!
へちまスポンジとは、植物の実の繊維を利用して作られたスポンジのこと。丈夫な繊維が汚れを落とすのに役立ち、長持ちするのも特長です。また、自然に分解されて土壌に還っていく生分解性が備わっている点が、従来のスポンジとの大きな違いです。
SuperBeeのへちまスポンジにはへちまが、その裏にはGOTS認証の100%オーガニックコットンが使われています。もちろん100%ヴィーガン、そして無農薬・BPAフリー。さらに、ミャンマーの難民女性を支援するNGO「One Sky Foundation」とコラボし、想いを込めて手作りされたスポンジです。
今回は食器洗いとボディウォッシュのスポンジの2種類の使い心地をレビューします。
NATURAL NON-SCRATCH DISH SCOURER(ナチュラル・ノンスクラッチ・ディッシュスクーラー)
細身の長方形をしたへちまスポンジは食器洗い用。触った瞬間、頑丈な繊維を指先で感じるほど硬く感じました。これで食器や調理器具を洗うと一体どうなるのでしょうか、実際に使ってみました。大きくない女性の手にも、すっぽり収まるサイズ感。スポンジとして使いやすそうです。まず、水をしみ込ませて、ほぐしてみます。正直、少し硬いです。かなり力を入れたところ、これくらい収縮しました。
最初の数回は少し力が要りますが、何度か使ううちに手に馴染み、柔らかさも増していきます。さらに、細長いスポンジの角が調理器具の隅にまで届くのも便利でした。
EXFLOATING BODY LOOFA(エクスフローティング・ボディ・ルーファー)
丸い形のへちまスポンジはボディウォッシュ用です。食器洗いのスポンジと比べると、心なしか柔らかいようです。クリスマスツリーのオーナメントを思わせる柄なので、使わないときにも吊るしているだけでかわいい!
私はへちまのたわしで体を洗ったことがないのですが、果たして痛くはないのか、しっかり泡立つのかなど、気になる点がいくつか。そのままゴシゴシすると肌を傷つける可能性があるため、まずお湯をしみ込ませてもみほぐします。この時点で、食器洗いのスポンジよりずっと柔らかいことがわかります。そして、植物性ソープを塗るようにつけて、もみ込むとこの通り!思ったよりも簡単に泡立ちました。ただし、固形石鹸なので、従来のボディソープよりは泡立ちが良くないと感じました。 肌にのせて、適度な圧を加えつつ滑らせてみると、その気持ちよさに感動!痛みもなく、汚れもしっかり取れそうです。
乾かし方やメンテナンスについて
へちまスポンジはいずれもキッチンやバスルームなど、基本的にあまり日の当たらない場所で使いますが、乾かすときは自然光の入る窓辺や外などに吊るす「日干し」がおすすめ。早く乾き、清潔感を保つことができます。ただし、SuperBeeのスポンジに関しては片面がコットンなので、乾くのに少し時間がかかりそうです。
さらに、へちまの繊維は丈夫で、煮沸消毒が可能です。方法は、沸騰したお湯に数分間浸けておくだけ!このメンテナンス方法をぜひ取り入れてみてください。
タイ発ライフスタイルブランドSuperBeeとは
SuperBeeは、蜜蝋ラップをはじめとしたエコ製品で知られるライフスタイルブランド。タイ北部の町・チェンマイにて2016年、オーストラリア生まれのアントワネット・ジャクソンが設立しました。使い捨てプラスチックの急増に頭を悩ませた彼女が、この課題を解決すべく、自宅キッチンで蜜蝋を使ったラップの開発に取り組んだのがはじまりです。
そして2023年4月、プラスチックごみを減らし、持続可能な生き方を他の人々に教え、女性と地域社会に力を与えるというSuperBeeの使命や価値観、そして社会的・環境的改善に関する高い基準への適合度が評価され、B corporation(Bコーポレーション)認証を取得しています。
今回は、SuperBeeのへちまスポンジを紹介しました。キッチンスポンジ選びの参考にしてみてください。
【参照サイト】Superbee
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