廃棄されたタイヤチューブをアップサイクルし、バッグや財布といったプロダクツを制作・販売している「SEAL(シール)」が、新たに「アッセンブルバッグ」を発表した。三角形に加工した廃棄タイヤチューブをつなぎ合わせ、一部を畳むことが可能なトートバッグで、シーンに合わせて2パターンのサイズで使うことができる。9月15日(木)より、公式オンラインストアとSEAL表参道本店にて販売開始。
基本の大サイズは、幅(W)400mm、高さ(H)300mm、奥行(D)130mm(底辺部で計測)で、肩掛けスタイルのトートバッグとして運用可能だ。ノートパソコンや書類のほか、着替えやお弁当、マイボトルまでらくらく収納できる大きさだろう。
小サイズに畳むと、幅(W)400mm、高さ(H)230mm、奥行(D)170mm(底辺部で計測)となり、片手持ちのバッグとしてよりコンパクトに使えるようになる。サイズ変更は、底面部に設置されたスナップボタンで簡単に行える。
持ち手は、「長革ハンドル」と「短革ハンドル」が標準で付いているほか、別売りの「アッセンブルバッグ用ショルダーベルト」も用意されている。お好みのスタイルに合わせて運用可能だ。バッグ内部側面には4つのポケットが設けられており、文具やケーブル類、ケア用品などを用途別で整理しておける。
重量は約1,000g、価格は33,000円(税込)、アッセンブルバッグ1個あたりで約2,100gのCO2が削減できるとのこと。別売りの「アッセンブルバッグ用ショルダーベルト」は、最短800mm〜最長1,400mm、幅は38mm。価格は4,950円(税込)だ。バッグのカラーはブラックとブラック×レッドの2種類。タイヤチューブの繋ぎ素材に使われており、幾何学的でモダンなデザインに仕上がっている。
SEAL製品の魅力はなんといっても、さまざまな廃棄タイヤチューブ素材を組み合わせたバリエーションの豊富さだ。用途や製造年の異なるチューブ素材を厳選して加工するため、世界に2つと同じデザインの製品は無い。とくに、今回の「アッセンブルバッグ」は、三角形にカットした素材を複数枚つなぎ合わせた設計のため、その表情の違いをより楽しめるものとなっているようだ。
実際にタイヤとして使用されていたため、走行中の摩擦による数百℃の高温や、数百キロ〜数トンの車体重量に耐えてきた強度、耐水性もバッグの素材に最適ではないだろうか。一度お気に入りを見つけたら、長く愛用できる点もサステナブルだ。興味のある人は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】SEAL
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斉藤雄二
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