横浜市のNGO「野毛坂グローカル」は、SDGs「誰ひとり取り残さない」をテーマにした、小論文・作文コンテストを開催中だ。応募資格は25歳以下(2022年4月1日時点)、応募締め切りは、2022年12月31日23時59分まで。入賞作品には各賞と副賞が贈呈される予定だ。
本コンテストのテーマ「誰ひとり取り残さない」は、SDGsの基本理念でもある。誰もが享受できる社会活動や経済活動の選択肢から、誰も排除されないという意味が込められたものだ。
野毛坂グローカルによると、社会活動や経済活動とは「学校で学ぶ」「十分な食事をとる」といった基本的なものに加え、「スポーツをする」「遊ぶ」といったものも含まれる。「誰ひとり」とは、貧困層や障がい者、外国人、LGBTQ+といった分かりやすい例だけでなく、「すべて」を含めて考える必要があるとしている。
自分や身近な人が、人と違うと感じること、取り残されそうだと感じること、メディアなどで見聞きしたニュースなどから得た気付きをSDGs「誰ひとり取り残さない」の観点から改めて考え、自由な発想で応募したいとのことだ。
小論文・作文の文字数は上限が2000文字まで、下限は無し。社会へ訴える力や審査員への共感を生むものを高く評価し、小論文としての構成などは問わない。論文を書いたことがない人はもちろん、作文が苦手な人も、日本語が得意でない人もぜひ応募して欲しいそうだ。(※原則として、所属も含め本名での応募、公開に同意できる人のみ)
優秀な作品には、以下の賞と副賞を贈呈予定だ。
- 大賞30,000円:3人
- 入賞10,000円:15人
- 入賞(特別賞)2万円:協賛各社(株式会社エイビス、kakogawaRD.jp、株式会社スリーハイ、株式会社日東装備、奈良東病院グループ、パーソネルコンサルタントマンパワータイランド株式会社、フランスベッド株式会社)
※入賞作品および応募作品は原則としてホームページにお名前、所属とともに全文を掲載する
※応募作品の著作権は入賞するかしないかかかわらず、本人に属する
応募方法は専用フォームから直接応募するほか、専用メールアドレスも用意されている。
SDGsが掲げる「誰ひとり取り残さない」は確かに定義が難しい。言葉や総論として理解していても、具体的に行動に移すには曖昧だと感じる人がいても仕方ないだろう。本コンテストは、素直な気持ちや感覚で声を届けたい若年層を対象にしている。若者世代の自由な発想や提案、計画についての小論文や作文を求め、社会に発信することが目的だ。対象年齢の人は、ぜひ応募してみよう。
【参照サイト】:野毛坂グローカル
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斉藤雄二
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